20110102
2011.01.05 02:21
1336 数ヶ月ぶりに会う駅で息切らす君の乱れ髪まだ恋と知る
1335 ともだちという鳥籠に人知れず詰め込んだ「好き」は限界近く
1334 仲の良いふりしたふたり本当は知らない君の目線の行方
1333 あんなにも近付いた心 話すたび迷子のように焦点は失せ
1332 いつからか君の「好きだよ」に「好きだよ」が返せなくなる鈍色の夜
1331 熱を持つ吐息と共に吐き出した溢れる恋よわたしに還れ
1330 いつだってきれいでいたいのは君のためだった 鏡も見ない日々
1329 ただじっと待ち続けてる 何をだろう 多分燻る恋の終わりを
1328 伸ばす手は空を切ること知っていた それでも君に届く気がした
1327 やわらかなミルク色したお湯ならば恋の残骸も溶け出すかしら
1326 考える余裕も与えてくれないの 君の限界の吐息は近く