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KohagiUta

2011.07.26 06:35

お題:「朝の廊下」 「夢中になる」 「飴」

気がつけば夢中になっていた。
朝、まだひと気の無い廊下で、僕は甘い甘い彼女の唇を貪る。
カラン。
ふと我に返る。
「…ごめん」
「…もぉ」
頬を染めた彼女は唇を拭いながら僕を睨む。
…けれど、こんな状況で口移しで飴を寄越す彼女にも非はある…
言いかけた言葉を飴と共に飲み込んだ。

(2011.07.25)