20111204

2322　静寂のなか触れている指先の君の体温に揺らいだ世界　☆

2321　空っぽの空を見上げてあと少しふたり空っぽのまま寄り添おう　☆

2320　もう一度時を戻してもまた君に嫌われるために僕はいるのだ

2319　貝になり頷くだけの毎日と背中合わせで軋んだ奥歯

2318　取り戻せない吐く息にほろほろと零れ無くした君の愛とか

2317　言葉選びの難しさ君と居て違いばかりを噛み締めている

2316　どの言葉選べば正解だったのか心そのものを否定されては

2315　うずくまる視線の先に待っていた答えはいらない温かな指　☆

2314　鍵を手に途方に暮れるどの扉開けば君への正解なのか　☆

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☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。