20111215
2366 数ヶ月ぶりに聞く声 緊張も安心も知るはずもない君
2365 本当を隠して生きる毎日に慣れ過ぎていた声を聞くまで
2364 口の端に触れるだけでは足りなくてふたり彷徨う雑踏の駅
2363 唇に触れたくなるのはなぜだろう 呟き交わす距離1センチ
★唇に触れたくなるのはなぜだろう
2362 恋をするつもりもなくて抱きしめるだけの君なんて癒されればいい
2361 たくさんの綺麗な言葉は無力でも湧き出るひとことが聞きたくて ☆
2360 恋をした過去に眼を閉じ友情の延長にある唇にふれ
2359 本物の心を聞かせてくれたならきっと震えるくちづけあげる ☆
2358 癒されに来ると言う人どうすれば癒されるのかわたし自身は
2357 はっきりと言える勇気を総動員して言ってみて 君が欲しいと ☆
2356 ものさみしい唇を埋める要員に抜擢された便利なわたし
2355 「唇が顔についている」キスしたい理由なんてそれくらいなんでしょ
2354 「キスをすることが目的」言い切った潔い君と歩く公園
2353 唇を重ねるたびに諦めることだけうまくなってゆく冬
2352 心まで震えるようなくちづけをできるのはもう遠い君だけ
2351 お互いの心に触れぬ抱擁に意味を探して漂う視線
2350 抱きしめてキスがしたいと言う君の空っぽ過ぎる遠い眼の奥
2349 恋愛の感情が無い恋愛の真似事をしに来ると言う人
2348 抱きしめて欲しいだけでも良いけれど心はここに無くてごめんね
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★印は「#誰か七七ください」という企画で詠んだ歌です。
どなたかの五七五に、七七をつけるという企画です。
☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。