20120209
2012.02.10 02:46
2631 不本意にいつも誰かを傷つけるやさしさという両刃のナイフ
2630 無理をして元気なふりとかしてないでしんどいと泣くあなたも見せて
2629 なにひとつわかってないね的確な言葉よりその手で撫でていて 038:的
2628 いつだって牙を隠して微笑んで ねぇもういいよ首筋あげる 037:牙
2627 牙を持つあなたが好きで怖いから離れることに決めた黄昏
2626 右肩の向こう夕陽が沈むから聞き逃したよ今の「さよなら」 036:右
2625 ひたすらに眠いしむしろ冬眠をするべきなのだ寒過ぎる日は 035:むしろ
2624 鼓動聞くため訪れたこの部屋でいま輪郭はひとつの魔物 034:聞
2623 滝壺に飛び込むような心もち浮き上がれずとも君に溺れる 033:滝
2622 箱詰めにされた毎日 正しさのレーンに乗って出荷されてく 032:詰
2621 憧れた大人は未だ遠すぎてお砂糖二本入れたカフェオレ 031:大人
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後ろにお題のあるものは題詠blog2012に参加して詠んだ歌です。