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KohagiUta

20120225

2012.02.27 04:06

2748 先なんて見えないけれど還暦をあなたと過ごすため生きてゆく

2747 ハナミズキふたりで見上げた春の日に先生は先生じゃなかった 100:先

2746 目頭を伝う雫は汗ですよ断じて汗です泣いてないです

2745 悪趣味なあなたの嗜好に染められて変わってはゆく大人にはなる 099:趣

2744 激しさを押し殺してる君と居て灯火みたいなうさぎのわたし 098:激

2743 浴室でくらいは沈ませておいて普段笑っているんだから、ね

2742 尾を振って飛びつきそうな恋愛の初期段階の自分がキライ 097:尾

2741 いつまでも残る感触拭い去り君の香りを消すためのガム 096:拭

2740 この冬の孤独を憂い神様が代わりをくれた街路樹に星 095:樹

2739 恋をする悪事に加担した君と息を潜める午後の密室 094:担

2738 「声が聞きたかった」なんて気遣いがやさしい人と夜道の通話

2737 やわらかなねぎらいなんてできなくて豪速球で投げる「お疲れ」

2736 ネコのよに寝て寝て寝て寝て夜になる明日はたぶんライオンになる

2735 目の前がすべてグレーに輝いた土曜の朝に下ろす赤靴

2734 たまご色したニットだしこの角を曲がる頃にはきっともう春

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後ろにお題のあるものは題詠blog2012に参加して詠んだ歌です。