20120422
2012.04.27 02:39
3179 甘すぎる雫に浸す心ごとひさしぶりだねくしゃみをひとつ ☆
3178 色褪せた思考に落ちる毎日に原石の無いてのひらを見る ☆
3177 錯覚だろうと落ちてくふたりならとめる理由もなくした春夜
3176 鮮やかな色彩として見えるなら君の水晶体のせいだね ☆
3175 濾過された純度の香りそれだけで抗う理由も探せなくなる ☆
3174 いつかくるラストノートに気付かないふりをしていて舞い散るさくら ☆
3173 君というピースがはまる午後三時シンクロノートうつして微笑う ☆
3172 甘く甘く蕾は香る溢れゆく想いのかたち確かめてみて ☆
3171 何度でも瞬いていて色づいてゆく春を夢に閉じ込めるため ☆
3170 わけあった蜜の香りに包まれて手折られるゆびさき待つ蕾 ☆
3169 教会で誓ったひとと笑い合う遠いあなたよしあわせであれ ☆
3168 そんなにも見つめてないで目の奥に映るわたしが恋をするから
3167 ふたり手を繋いで歩くさくらみち甘いうただけうたってあげる ☆
3166 痛いほど重ねすぎてくくちびるの甘さを君の記憶に刻む ☆
3165 生活もからだもすべてあの人のものだった頃のわたしもわたし
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☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。