20120507
2012.05.10 03:50
3287 いつやんでしまうか知らないままでいい しばらく君と濡れていたくて
3286 なないろの雨粒ゆれる恋しさに潤んだ君のひとみ映して
3285 はしゃいでる君を笑って見てるから初夏の空ごと抱きしめてみて
3284 水に脚ひたして笑う初夏の陽のひかりみたいなまなざしでいて
3283 なにもかも君に浸して目を閉じて輪郭さえもひかりにとける
3282 逃げ込める影をさがして彷徨う目までくちづけで塞がれてゆく
3281 体温を分け合いながらさがしてた恋の在り処とふたりの彩度
3280 こころごと攫ってみせて動けないのは満月のせいにするから
3279 はなさずにとけあうままに今はまだ同じ温度でゆらいだ真昼
3278 別々の個体で生きてきたことを忘れてしまうほどの抱擁