20120508
2012.05.10 03:51
3297 胸の奥たしかに歌う恋はあり 気づいて触れて伝えてとなく
3296 まなざしの奥に隠したただひとつきりのつぼみを枯らさないよう
3295 次に逢う時にまた君がわかるようおんなじ星を抱いて眠る
3294 先なんて見えないままで過ぎてゆく季節と恋を仕舞い込む胸
3293 紅色の星は燻る胸の奥ただひとつだけくれた刻印
3292 このままで君と季節を飛び越えて目にも胸にも消えない雫
3291 いつのまにかメールを待っている程度さらわれてなどいないよたぶん
3290 肩と肩並んだ距離の溝に降る雨は微熱も冷ましてしまう ☆
3289 つけるなら心につけて忘れられないほど紅く紅く刻んで
3288 くちびるを濡らす甘やかな旋律にくずれてしまう傘はいらない
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☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。