20120907
2012.09.24 05:34
3838 誰からも必要とされない夜に綺麗すぎるの虫の音(ね)りりり
3837 金曜の夜だし夏も終わるのに天井の染み数えてひとり
3836 やわらかな笑顔の女(ひと)よこんな日はごめんね抱いてしまいたくなる
3835 浮上する魔法としての約束をひとつ書き込むピンクのペンで
3834 どう生きているかもわからない距離で反芻してる声も笑顔も
3833 最善を選んだはずだ でもきみと離れたわけが思い出せない
3832 文字の雨のなかできみはまだふわりやわらかに笑む 痛い 愛しい
3831 ログなんて見てはいけないあんなにも寄り添った日が不意に近づく
3830 もう嫌だもう嫌だって雲ひとつない空に代わりに降らす雨
3829 いつまでも綿菓子ねだる少女性求めて星は今日も瞬く ☆
3828 「お客様、本日は何をお探しで」「吐かない猫って置いていますか」
3827 さようなら嫉妬しているわたしとかわざと嫉妬をさせる君とか
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☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。