20130510
2013.05.27 05:42
4427 やわらかな黒にしずかに見下ろされ夜ごと溶けだしてしまいそう
4426 摘むつもりさえない花を撫でる手の気ままに起こす風 さようなら
4425 静寂がイヤホンを射るさよならの季節にひとり走り始める ☆
4424 すれ違う人がひとりもいなくってみんな並んでビルに飲まれる
4423 月曜の真昼の夢のなかにいるまだ日曜の消えない温度
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☆印は他の方への返歌として詠んだ歌です。