2013/12/1

5268 「好きです」の代わりに贈る星ひとつ瞬けきみの踵あたりで
5267 対角の果てにいつでも座す人の横顔を追う衛星となる
5266 知らないよもう知らないよ誰ひとり悪くない日曜に歯軋り
5265 ひとことも漏らさずあつめていたいけどあなたの星は灯せない星
5264 対ショック姿勢でいどむ生温いカフェの座席でいま告げる恋
5263 気づかないように毎日ひとつずつ星を貼るあなたの天幕に
5262 すきだって言えたらきっと楽だろうあなたひとりに散らす星屑
5261 さりげなく伝わるようにあくまでもさりげなく星をあなたに飾る☆
5260 対応を間違えたかもあの夜にあなたと傘を分け合ったこと
5259 もう少し眠りたい朝ぎゅっとしていてよ眠れない夜のぶんまで
5258 あたたかな言葉の種を贈りあう凍える冬に寄り添えるため
5257 あいたいとだいすきばかりきらきらと星屑みたいに散らしたメール