2014/6/21
2014.06.30 01:04
6149 見上げたら微笑むきみはいつだってやわらかに雲吹き散らす風
6148 久々に胃薬を飲む僕の胃は心の限度を教えてくれる
6147 あなたまで飛びたい想いを閉じ込めてホットケーキを厳粛に焼く
6146 あたたかな眼差しにふくらむつぼみ 大気を交換し合うくちづけ
6145 早朝の足音をじっと待っているいつかは摘んでくれるだろうか
6144 踏まれたら踏まれた分だけ伸びてゆくこともできずに摘まれてしまう
6143 咲き誇るよりもひっそりひらきたいたったひとりの視線を浴びて
6142 図書室の机の下でふれあったつまさき夏はひそやかにくる