2014/8/15
2014.08.18 04:55
6457 傷口をいつもやさしく開かれてまだ思い出に変わらない日々☆
6456 さようなら消えてゆくもの真実であったと思う傷跡の熱☆
6455 こころごと気化してしまう真夏日に幻となれきみとの記憶☆
6454 やさしさにさらされてこそ痛む傷あなたに届かないこの場所で☆
6453 囚われてしまいたくなる雨もありしんと夜更けに赦されている☆
6452 脳内の電気信号にこんなにも振り回されて今日も雨です☆
6451 降りしきる午前三時の雨のなかせめてやさしく抱きしめる膝☆
6450 分裂の果ての消滅 自意識を持つのはたったひとつの卵☆
6449 新しいわたしは生まれ喋り出すそうして分裂ばかりしてゆく
6448 吐き出せば吐き出すほどに楽になり個人的にはそれこそが歌
6447 つらくなるだけなら飲むべきではなくて眠ってしまえ抑圧の夜
6446 誰ひとり気づかないけど雨は降るこんなに意味のない感情で
6445 軽くいることもできないならやめる千切って捨てる腐ったところ
6444 そばにいてくれない人の手の熱を湛えた皮膚に覆われている
6443 話せない休日つまり手に入らないことばかり知るいらない日