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KohagiUta

2014/8/30

2014.09.04 02:16

6541 八月の終わりに閉じる楽園の「ん」のくちびるでゆく新学期
6540 冷夏だと言われる日々に寄り添って僕らは汗ばかりかいていた☆
6539 にっこりと降るほほえみを合図とし窓辺に秋を待つティータイム #りこりす
6538 ふんわりとゆれる髪にもあたたかな紅茶を置くゆびにもそそぐ秋 #りこりす
6537 膝上でうつくしく閉じられた目のために静かに資料を捲る #りこりす
6536 秋の陽の射し込む生徒会室で黒髪を静かに撫でる午後 #りこりす
6535 「俺ぜんぶ丸ごとあげる!」ありがとう。とりあえずパンツくらいは履いて☆
6534 夏の星座にぶらさがって夜を裂ききみを連れ去る光を見てた#aiko縛り短歌
6533 バイバイの五秒後にはもう会いたくてこんなに好きで仕方ないんです#aiko縛り短歌
6532 首筋の甘い匂いにさそわれて息をするたび泣きそうにすき#aiko縛り短歌
6531 少し背の高いあなたに背伸びしてひかりに溶けてしまうくちづけ#aiko縛り短歌
6530 灰色の隙間に青は拡がってあなたが変えてしまう色彩
6529 いつだって最後はいなくなることを飲み込んでいるひとりのホーム
6528 黄色い線の内側でお待ちくださいと言われて超えた恋だと思う
6527 ホームにはあなたを攫いにくる電車こころを置いていくようなキス
6526 傷ばかり抱きしめあってゆくのだろう温かな手を離せないから
6525 ひとりじめできない人にこの先もたぶん幾度か棘は生まれる
6524 やわらかに低く静かに流れ込むあなたの声にほどかれてゆく
6523 くちびると手のひらと目を合わせればもう簡単に溶けてゆく棘
6522 ひと気ない駅の隅っこの階段に座って少しふれるくちびる
6521 ずっと手を繋いでいようわだかまりなんて溶かしてしまう熱さで
6520 コンビニのサンドイッチを分け合って極上になる小径のベンチ
6519 ぎゅっと目をつむって耐える手のひらの感触に暴れ出した心臓
6518 いつもより早く繋がれた手のひらに心臓はたぶん直結してる
6517 少しだけぎこちないのはあの夜の棘のせいだね灰色の空
6516 改札の先で笑顔でいる人があなただともう瞬時にわかる