2015/3/4
2015.03.09 00:17
7624 何を言われても痛くないわけじゃなくあの人がいるから笑ってる
7623 真っ黒な空から巨大な足が降り踏みつけられる程度の不安
7622 男性の好みはわからないけれどきみの嫌いなひとなら言える
7621 溺れないように守ってジップロック無防備なまま受け取るあまさ
7620 今しがた好きって言った言ったよね言ったよたぶんだから好きです
7619 片言の欠片散らしてカラフルな部屋であなたにカラカラの喉
7618 んん、もっと、めちゃくちゃに、ん、ん、熱ばかり含む呼吸はことばを溢す
7617 耐え切れない波にのまれて深く深く裏返るほど入り込んでよ
7616 いくら触れたいと言っても触れられないあなたにいまは触れられるゆび
7615 誰ひとり会いたくはないこの街の雨に紛れて開く自動ドア
7614 青春に限りなどなく魂の在り処を教えてしまう痛みは
7613 ジレンマを左手に握りしめたままふたりで雨の夜を切り裂く