2015/10/19
2015.10.29 02:23
8280 なにもかもさみしい真昼 足りなさを空腹のせいにして飲み込む
8279 さみしさもかなしさももう消えてゆく「ぎゅー」三文字で抱きしめられて
8278 赤すぎる憂いは今朝のオムレツのケチャップに混ぜ踏み込む電車
8277 覚めるたびちいさくなってゆく熱を消えないように抱えて眠る
8276 会わなくて平気な星に引っ越した好きだけど好きだけど秋です
8275 秋風に撫でられているひと月に会えないゆびの熱を忘れる
8274 ふうわりとさみしい時間がおりてくるこんなにひかる秋晴れの朝