【Report】2022.5.8(日)小学校外国語授業づくり研究会5月プレミアムセミナーⅡ「読み書き指導の具体例 ~音韻認識からストーリーテリングまで~」(ゲスト:京都光華女子大学教授 田縁眞弓先生)
2022.5.8(日)に小学校外国語授業づくり研究会5月プレミアムセミナーPartⅡを開催しました。ゲストに京都光華女子大学教授 田縁眞弓先生をお招きし、「読み書き指導の具体例 ~音韻認識からストーリーテリングまで~」と題して、読み書き指導の理論と指導法をご講義いただきました。
参加者の皆さんからの感想を紹介します。
・学習指導要領に書かれていることと、その指導の実際を対応させて知ることができ、理解が深まりました。
・田縁先生のお話はこれまでも聞いたことがありましたが、今回も具体的に教えていただいたので自分の指導観をアップデートすることができました。明日はさっそくジングルの実践をしてみたいと思います。
・具体的なワークシートやHPなどをご提示いただき、すぐに使えそうな内容でありがたかったです。
・今年度からフォニックスを帯活動で行うようになりました。いいスタートが切れている感じはするので、1年後の児童の力につながるよう意識して教えていこうと改めて感じました。またジングルを歌ったあとの活動例や、ICTを使った読みの活動例がとても参考になりました。早速取り入れたいと思います。ありがとうございました。
・読み書き、音韻認識については、どうしたらいいのかもやもやしている点があったのですが、ずいぶんスッキリしました。
・文字指導は怖くない、とても楽しい指導であることを、改めて認識することができました。
・これまで、音声重視のコミュニケーション活動に力を入れた実践を重ねてきて、どうしても文字指導がおろそかになってしまう現状がありました。この勉強会を機に、再度文字指導についても考え直していきたいと思います。
・とても具体的で、豊富な実践を提示していただき、たくさん学ばしていただきました。ありがとうございました。
・読み書き指導の具体例を学ばせていただき、勉強になりました。GW前に、低学年の担任から、フォニックスを取り入れたいとのお話がありましたので、今日のお話を踏まえながら、どのような指導ができるか考えていきたいと思います。
・効果的な読み書き指導の方法をたくさん知る事ができ、実りある時間でした。ありがとうございました。文科省の教材など、存在は知っていたのですが忘れていたので、今一度確認して活用しようと思いました。
・文字指導は時間がなく担任の先生の単独時間にお願いしたりしていました。お願いするにあたっても進めるステップを示していただけたので、それに沿っていろいろ試していきたいと思います。また、読み書きだけでなく、なにごとも子供たちに意識させなければ、いくらこちら側がいろいろなものを提供しても子どもたちにとって意味のないことで時間の無駄であることを再認識いたしました。
・素敵な学びの機会をいただきありがとうございました。結局、同じ教材を使っても指導者の扱い方やねらいで多種多様に授業が変わるんだなということを再確認し、授業づくりの大変さとおもしろさを痛感する機会になりました。
・読み書きの指導については、どこまで?何を?できるようにさせれば良いのか。子どもが実際に伝えたいことと、伝えられることとのギャップが悩みの種でした。今回のセミナーでその内容に触れていただけたことが大変勉強になりました。今後も学んでいこうと思います。ありがとうございました。
・私は、今年度、教員になって今年で20年目を迎えますが、20年前を思い出すと、音と絵カードだけで英語を教えたらよいとされていたことを思い出します。国際語としての英語なので、発音はあまり気にしなくてよいから、積極的な姿勢が大事だということがとても強調されていた時代でした。当時を思い返すと、納得できる部分もあった一方で、納得できない部分もたくさんあったことを思い出します。先生とは、専科としての経験年数は全然違いますが、先生と同じ時代を過ごし、同じ疑問を感じておられたことが、ともてもうれしくかったです。先生は、専科として、時代をリードしてこられて今の小学校英語教育の流れを作ってこられた方なので、その間のご苦労は、たくさんあったと思います。その苦労を明るく話され、自分の考えをしっかりともって今でも、時代をリードされておられる姿からたくさんのことを学ばせて頂きました。ありがとうございました。
・田縁先生の児童や学生の側に寄り添って、現場で実践しているからこその実感と、それに基づく「読み書き指導の大切さ」が伝わってきました。理論と実践、具体例やエピソードがどれも印象的で、気づきが多いセミナーでした。「教えないで気づかせる」事の重要さをあらためて感じました。
・指導者が活動の目的を意識しておくことが大切だと改めて感じました。ジングル一つとっても、明示的に指導せず気づかせるポイント、聞いた後の確認クイズなどと組み合わせ、その活動を続けることで効果が出るのだと思います。どうしてもボトムアップの指導に注目しがちですが、具体的なトップダウン活動を紹介していただきました。教科書に掲載されているトップダウンの活動は、十分扱う時間がなかったりすることもありますが、目的を考えてうまく扱うことで、読んでみようとする、読めると感じる子どもたちを育てていきたいと思います。
・他の先生の読み書き指導の意見などを聞いて、参考になりました。アルファベットやフォニックス指導は、スパイラルで行う必要があると感じていますが、いかに児童が飽きないように、また授業内でどの程度時間を充てるかななど、いろいろ悩むことが多いです。また、ジョリーフォニックスなどの教材も良いですが、自分が指導するにあたって、やはり自作でプリントを作ったほうがやりやすいのではないか、など教材も悩みどころです。
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日時は2022年7月23日(土)9:00-10:30AMです。
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