11/20 テレビの果てはとはテレビの終わりなのか?それともテレビの最前線なのか?:水道橋博士のメルマ旬報る組vol.138
11月の初め、文化の日の三連休にAbemaTVで放送された『72時間ホンネテレビ』、これは革新的な出来事でした。それは元SMAPの稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんの『新しい地図』トリオの番組が大反響だったこと。
これは、僕がTBSを辞めるきっかけの一つである、「今のテレビの作り方で本当にテレビはよいのか?」という疑問が、ついに一人のテレビマンの個人的な疑問から日本のエンタメ全体の未来像へと変わった瞬間でした。
僕が“テレビの果て”と表現していた場所が、もしかしたら“果て”でなくなる可能性が出てきたからです。
どの業界でも、今までの既存の業界構造自体が変わっていってるって話を聴いただけでは半信半疑で実際に変われない人が多いです。この『72時間ホンネテレビ』を実際に見て、テレビの中の人たちも業界構造自体が変わっていってるってようやく気付いたのでしょうか?
それで実際に変われるのでしょうか? もし変われるのなら、テレビはまだまだいけると思うのです。
なので三連休が開けて、某テレビ局内の人たちが先日のAbemaTV『72時間ホンネテレビ』のことをどう話題にしてるか?いろいろ探ってみたところ、
「うちじゃ色々あってできないね」
的な感想が社内の雰囲気だとのこと。
「あのさ、そんなレベルじゃない産業の構造転換が起こってるんですけど!!」
あああ、やっぱり全然変わってなかった。
「変われないまま沈むがいいさ。」
とかつい思ってしまいました。
「あなたが正しいと思ってる固定観念は、あなたが勝手に固定している間に、いつのまにか世界の方が勝手に移動していて、今やただの偏見になっていることに気づいているか?」
そしてその移動は今やものすごい速さで進んでいます。
僕らはもっと流動的に、今や固定観念自体を移動させなければいけないんじゃないだろうか?
固定観念から移動観念に捉え方自体を変える必要があるんじゃないだろうか?
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