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「仕立て屋のサーカス」と「BUAISO」がジャカルタでワークショップ

2017.12.26 00:05

【高級ファッション報道】 平成二十九年十二月七日から九日に尼・ジャカルタにて、東南アジアクリエイティブ産業人材育成事業『クリエイターズワークショップ 二〇一七 ジャカルタ』が初開催された。経産省(大臣:世耕弘成)の二十九年度 技術協力活用型・新興国市場開拓事業(制度・事業環境整備)の一環として、伝統産品を現代の需要にアレンジできる人材の育成を目的としている。


ファッション・ウィーク東京を半年毎に開催している日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO、理事長:三宅正彦)は企画協力として同ワークショップに参加した。三日間で五百人を動員。


本ワークショップでは音楽家、ファッション デザイナと照明作家によるジャンルの垣根を超えたアート パフォーマンスを行う「仕立て屋のサーカス」と日本の藍染め師「BUAISOU」が、日本古来の伝統的な製法による藍染めやジャンルを超えるアート パフォーマンスの作り方、アート パフォーマンスの披露を行った。参加者は九歳の小学生から大学生、ファッションデザイナ、音楽プロデューサー、七十歳の伝統工芸職人までと多岐に亘った。


「仕立て屋のサーカス」は音と布と光のサーカスを行う。その場で生み出される瞬間のエネルギを大切にし、即興的な表現方法を重視した活動を二十六年より開始した。金沢二十一世紀美術館、西・マドリードのmatadero marid等の国内外での活動を続ける。一千年続く表現の根源を求めて、普遍的でありながら新しい表現方法を追求し続けている。


「BUAISOU」は阿波藍の産地として知られる徳島・上板町を拠点とする。藍の栽培から染料となる蒅(すくも)造り、染色から製作までを一貫して行う。蒅に木灰汁、ふすまと石灰のみを混ぜて発酵させる伝統技法「地獄建て」で仕込む「BUAISOU」の藍染液は、素材を深く冴えた藍色に染め上げ、色移りしにくいという特徴を持つ。商品展開と合わせてワークショップや展示等の国内外にて幅広く活動を行う。


画像引用:circo de sastre-仕立て屋のサーカス

画像提供:㈳日本ファッション・ウィーク推進機構 ©INDOESTRI