神田(かんだ)神社
鳥取県倉吉市に神田神社は、天照大御神、天忍穂耳命、他三柱の神様をお祀りする神社です。
↑ 神田神社正面
旧国鉄倉吉線の廃線を見に行った際に、沿線にあるこちらの神社にも参拝させて頂きました。
↑ 旧国鉄倉吉線と神田神社
駐車場から廃線を辿って泰久寺駅跡に向かって行くと、左手に神田神社本殿裏が見えてきます。
↑ 廃線から集落内の道へぐるっと回ったところに入り口がありました。
私は初めてだったなので、大通りまで出てしまい引きかえしました(^^;)
↑ 2枚 狛犬さんたちです。
↑ 拝殿正面
鳥居をくぐったところです。
拝殿右手の切株の跡はかなり大きい切株でした。
どんな大きな御神木があったのでしょうか?
創立年代不詳となっていましたが、かなり古くからあることが切株から想像できます。
↑ 本殿
御祭神は、天照大御神。
誓約で生まれた天照大御神の御子神である天忍穂耳命。
天忍穂耳命の御子神である日子番能邇邇芸命(高天原(神の世界)から葦原の中つ国(人間世界)へ天孫降臨した神様)。
日子番能邇邇芸命の御子神である日子穂々手見命(山幸彦)。
日子穂々手見命の御子神である鵜葺草葺不合命。
この五柱の神様が御祭神です。
余談ですが、この最後の鵜葺草葺不合命の御子神が彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)と言って、初代天皇である神武天皇に繋がっていきます。
天照大御神以降神様の奥様の出自にも注目すると、また面白いですよ!
天忍穂耳命の奥様は栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)と言って、造化三神の高皇産霊神の孫とされています。
日子番能邇邇芸命の奥様は木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)と言って、大山祇命の娘です。
日子穂々手見命の奥様は豊玉姫命と言って、海神の娘。その正体はサメだったと云われています。
鵜葺草葺不合命の奥様は玉依姫命と言って、こちらも海神の娘で豊玉姫命の妹に当たる女神です。
神武天皇の奥様は比売多多良伊須気余理比売と言って、大物主命の娘とされています。
これらを見ていくと、高天原の有力者の孫→その土地の有力者の娘→海の有力者の娘×2→日本の多くの土地の有力者の娘(姫の名前からたたらとの関係性もあるのでは?とも云われています)となります。
こうしてみて行く事で天照大御神系譜の神様のパワーバランスのようなものが見え隠れする気がします(^^)
↑ 境内社 ご祭神不明です。
↑ 神仏習合の名残でしょうか、本殿後ろの方にお地蔵様がありました。
↑ 2枚 神社のすぐ近くに泰久寺阿弥陀堂が再建されています。
石板にある金毘羅宮は駐車場近くに再建されていましたが、写真なしですm(__)m
↑ 2枚 拝殿横の切株
切株になってからの時間経過もかなりあるようで、切株の上から様々な草木が生えていました。
生命力の強さを感じます。
トトロにも出てきそうな感じですよね(^^)