“ HER OWN STORY ”
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“ HER OWN STORY ”
作家 おくまゆみ、重田美月、井出佳美、飯島ひかる、おがさわら
会期 2022年6月25日(土) - 7月10日(日)
時間 平日 16時-22時 土日 13時-19時
休廊 木曜日
場所 亀戸アートセンター (KAC)
最寄 都営新宿線 東大島駅 大島口
[関連イベント]
期間限定プリント ※デザイン等末尾参照
会期中、作家のデザインをお持ちいただいたTシャツ、パーカー、布バッグなどの布もの(綿100%)にその場でプリントいたします。
〈新型コロナウィルス対策〉
亀戸アートセンターでは営業中、定期的に空気の循環に努めます。店舗入口に除菌スプレーを置き、入店時のお客様に除菌を促します。来場されます皆様もマスク着用をお願い致します。混雑状況により、入店制限を行う場合がございます点、ご了承ください。
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亀戸アートセンターは、おくまゆみ、重田美月、井出佳美、飯島ひかる、おがさわら によるグループ展 “ HER OWN STORY ” を開催します。
本展は、年代や表現方法、コンセプトが様々な5人の女性作家による展覧会です。
童話に出てくる魔法の世界や現実にある呪術的な人や文化や説明がつかない神秘から着想を得、物事の本質や外観を通じて、より深く何かを映し出したり表したりする象徴(シンボル)をモチーフとし、紙版画の手法で制作しているおくまゆみ。未熟なものや未完成なものをその存在自体で美しいものとして肯定し、大事なことをやり過ごさずに繊細に気づきながら、本当の自分として覚醒していくさまを色鉛筆で描く重田美月。日々の生活からイマジネーションを膨らませ、水彩、アクリル絵具などで色面構成を意識し描く井出佳美。個人的な体験から、社会から意図的に排除されたもの、いらないものとして認定されたものを描くことで掬い上げるというイメージで油絵作品を描く飯島ひかる。古い写真などからイメージを膨らませ、時代から置いて行かれたもの、忘れ去られそうになっているものを人物を中心に水彩で描くおがさわら。
パーソナルな視点で描かれた作品は彼女たち一人ひとりの物語を想起させ、鑑賞者の興味を掻き立てます。5人の作家が紡ぎ出すストーリーをぜひご高覧ください。
[作家プロフィール]
おく まゆみ Mayumi Oku
1976年石川県生まれ。グラフィックデザイン事務所勤務を経て、2002年よりアーティストとして活動開始。個展、グループ展の他、アーティスト イン レジデンスにて滞在制作発表、ワークショップ、公開制作などを行う。絵画、インスタレーション、立体、デザイン、ZINEなど制作方法は多岐にわたり、作品は物語やアニミズムのテーマを得意とする。2009年AMUSE ART JAM 2009グランプリ受賞。2020年個展(亀戸アートセンター)にて初の手製絵本「はこ」を制作発表。2021年FAVORRICにてブランケットやクッションなどのプロダクツを展開中。その他、スキンケアブランド joscille skin&mindのアートワークを担当。2022年YOMO(ヨモ)より絵本「ピーナツぶたーさん」を販売開始。2022年5月19日(木)〜8月15日(月)の期間、ヘーベルハウス平沼橋展示場(37区画)にて個展「there's no place like home」を開催中。
HP : http://mayumioku.com
Instagram : https://www.instagram.com/mayumioku.art.illust/
FB : http://www.facebook.com/mayumi.oku
・ステートメント
「不思議な日常の象徴」
子供の頃から童話が好きで、童話の中には魔法や呪術が登場し、日常的に不思議なことが沢山巻き起こる。私はその世界が好きだった。それらは妖しく魅力的な世界で、象徴的な物がいくつも登場する。瓶に入った魔法の薬、巨大獣、黒猫、双頭のへび、イモリ、星、煙、魔法の杖など。「魔法なんて物語でしょう。リアルでは無いでしょう。」と言う人もいるが、私はそれらが物語の中だけの物だとは思えないのだ。古来から現代までこの世界というものは、十分に神秘に満ち溢れているし、そしてそれらを信じる人々は世界中にいるから。自分が生きているこの世界のあらゆるものを象徴的に描くことで、この目に映る世界を今を愛したいと思うのです。
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重田美月 Mitzuki Shigeta
1980 年生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵科卒業。東京都在住。 近年は主にロココやアール・ヌーヴォー、東洋の花鳥画、昭和の少女文化などにおける花や動植物の表現に 倣い、生き物に備わっている生命力を描いた作品を制作している。
Instagram : https://www.instagram.com/shigeta123/
・ステートメント
今回の作品は、陶磁器や七宝焼の下図をモチーフにして描いています。完成品のための下図という存在と、人が日々生きている「今」という未完成な状態を重ね、迷いながらも生きている存在への賛美や愛が込められています。
・Solo Exhibitions
2021 寝覚めの開花(GALLERY MoMo projects /東京) 2015 途中の面影(GALLERY MoMo projects /東京) 2012 未知の路地(GALLERY MoMo Ryogoku /東京) 2010 近所の発光(GALLERY MoMo Roppongi /東京)
・Group Exhibitions
2020 再考 | Reflection(GALLERY MoMo Ryogoku/東京) 2019 interaction vol.4(GALLERY MoMo Ryogoku /東京) 2018 吹上ワンダーマップ(2012 ~ 2013、鹿児島)
2010 Visage vol.2(GALLERY MoMo Ryogoku /東京)
As Long As Rainbow Lasts(SOKA Art Center / 台北) 2008 トーキョーワンダーウォール 2008(東京都現代美術館/東京) 2007 ワンダーシード (トーキョーワンダーサイト渋谷 / 東京)
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井出佳美 Yoshimi Ide
神奈川県出身
Instagram:https://www.instagram.com/yoshimi_ide/
・ステートメント
描く動機や目的は様々でどういったことに動かされていくのかは
今日時間が経ってみないと分からないといった感じです
描き始めてからはどこにどのくらいの何色の面を置けば気持ちいいのかなと格闘します
個展|二人展
2019年 手と花、BAR星男
2020年 月のはなれ
2021年 月のはなれ、BAR星男
2022年 ギャラリー&スパイシーフーズP
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飯島 ひかる HIkaru Iijima
生年:1994年生まれ
出身地:東京都新宿区出身
出身校:多摩美術大学大学院博士前期課程修了
活動拠点:東京
HP:https://www.iijimahikaru.com
Instagram:https://www.instagram.com/hikaru.iijima
twitter:https://www.twitter.hikaruiijima
・ステートメント
先日、街中で小鳥を模した「排除アート」を見つけた。
私は生まれた時から26年間を過ごした家がジェントリフィケーションのために取り壊され、引越しを余儀なくされたことを思い出した。
誰かの秩序を守るため、社会は別の誰かを排除する。
個人的な体験に絡めて、社会が意図的に取りこぼしたものを描く。
個展:
2021年「ここは千葉」スペースくらげ
グループ展:
2015年「五美術大学交流展」武蔵野美術大学芸術祭
2018年 多摩美術大学卒業制作展・大学院修了制作展
2021年 東京五美術大学連合卒業・修了制作展
2022年 「FACE展2022」SOMPO美術館
2022年 「TAMABI 9 」長亭GALLERY
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おがさわら Ogasawara
東京都在住のイラストレーター。
神奈川県出身。東京造形大学絵画科卒業。
イラストレーション青山塾修了生。
今まで、都内で4回の個展を開催。
web: https://ogasawaramune.wixsite.com/my-site
Instagram: https://www.instagram.com/ogasawaara
twitter : https://www.twitter.com/ogakoz
・ステートメント
私は洋画を観ることが大好きです。自分の作品にも映画は間違いなく影響していると思います。特に好きな映画は、「メリーポピンズ」などのファンタジー映画や「ベティ・ブルー」「エコール」「プリティベイビー」(1978)など、女性を題材にしたミステリアスな作品が多いです。自分の作品にも女性は沢山登場しています。着飾った女性や裸の女性。力強い女性や儚げな女性。女性の様々な表情を描くことで、深淵に迫っているような気分になります。ゆらゆらと揺れ動くロウソクの火のような、妖しく捉えどころのない女性像を表現したいと思っています。
■“ HER OWN STORY ” 期間限定プリント
会期中、作家のデザインをお持ちいただいたTシャツ、パーカー、布バッグなどの布もの(綿100%)にその場でプリントいたします。
デザイン色 : 画像参照 ※右上 銀
時間 : 10分ぐらい
サイズ : A4
料金 : 各1500円
※多少、無地Tシャツ(白)700円、布バッグ(生成り)300円〜のご用意あります。