部員ブログ「長所を作る」山口慎太郎
高校生の時はサッカーをしていなかった。大学から始めて感じる周りとの圧倒的な差。埋 める努力は必要で、そのためにできることはすべきだが埋まらない差はどうしても存在す る。それでも追いつきたい。短所は技術、知識、体力の欠如。長所は遺伝子のおかげで大き くなった体。筋トレが少しその差を埋めてくれている。
大学生になって新しく始めたことなど特になく部活に対しネガティブになることも多か った。何をしたらいいかわからない。何をしてもうまくいかない気がする。そんな時に、筋 トレに出会った。かっこいいユーチューバーが筋トレしていた。そうして改めて自分の体を 見てみた。だらしないおなか、細い腕、丸い顔、むかつく風体をしていた。サッカーがうま くなりたいというよりは、太っていた自分に嫌気がさして筋トレを始めた。最初は何もわか らずひたすら腕立て伏せをして、腹筋をして、スクワットをして...特に変化のない日々が 2 か月続いた。オフシーズン前に軽いけがをしてからジムに通うようになり本格的に筋トレ をするようになった。ユーチューブやバイト先のジムのトレーナーから情報を吸収しなが ら少しずつ努力していた。オフシーズン明け、なんかでかくなってない?と周りから聞かれ るようになって自分の努力が少しずつ自分でもわかるようになってきた。服も少し窮屈で、 でかい顔もバランスいいぐらいに収まっている。サッカーに関しては相変わらずだがそれ でも周りよりでかいというだけで少し追いついてように感じた。
サッカー部に所属しているからといってサッカーがすべてではない。もちろん一番優先 していることではあるが、僕は筋トレも同じぐらい大切になってきた。一つに頼っていると、 いつかそれが揺らいだ時に捨ててしまいかねない。実際に部活をやめた友人が多くいるか ら、彼らにやめる前に筋トレに誘えばよかったなと思っている。二つ自分の中で誇れるもの があればどちらかが不安になっても別のほうに頼れば、少し離れていれば、もう一度不安に 取り組んでいけると思う。僕はほかにもいろんなことに挑戦して新しい夢中になれること を見つけたい。