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相手を理解したと思う瞬間

2022.05.15 11:58

音声配信♪



相手(ヒト・モノ・コト)をちゃんと理解できた




そんな風に思う

瞬間がある





けれど、もしそれが






あなたのエゴが最大限に発揮された

瞬間である、としたら

どうでしょう。。







理解したい


わかりたい


習得したい




あなたのことは

わたしが一番理解しています


とか、


そのことについては

わたしはもうわかっている







と、思った瞬間

それは、一番遠いところに

いってしまうことがある






なぜなら、

エゴがあなたを盲目にさせるから。








また

禅問答のようなことをいっていますが、




すべてのことはこのように

近づいたと思ったら離れ



離れたと思ったら

近づく




このようになっています




そんなの

納得がいきませんか?







わかった



というのは、

自分の心身で

なにかしらの

痛みを伴ったときにだけ

いえるのかもしれないし、








実際、

その立場になってみないとわからない。





こういうと

元も子もないみたいだけど、




だけど。



百聞は一見にしかず。






どれだけ

“わたしが”主体的に経験したか。



それだけが財産で

そのほかのことは

どんなにわかったつもりでも

絵空事なのかもしれない。





このことを
わかったうえで、



それでも大切なことを理解したい

という思いがあるのと、



このことを忘れたまま

大切なことを理解できる、できたと思うのは




とんでもないくらいかけ離れていると、、


わたしは感じているのです。







昔、ずいぶん若かりしとき

河合隼雄さんの

とあるご著書を読んで




人間、理解は命懸けである


という一文に触れたとき



そこまで深刻なものなのか、、

と思ったことが今蘇る





わからないままですすむ。


グレーなままでもすすむ。




いつかわたしにもわかる

かもしれない

という静かな希望だけを

胸に抱いて進む




勇気ひとつを友にして。






そんな風に

毅然として生きていたいのです。






Thank you for reading my blog.

Sofie KT.