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天皇陛下「若い世代を含め」と|沖縄復帰五十周年記念式典

2022.05.16 00:05

【日本報道】 天皇、皇后両陛下は、令和四年五月十五日に『沖縄復帰五十周年記念式典』に皇居・御所からオンラインにてご臨席なされた。


天皇陛下(庚子)は、「先の大戦で悲惨な地上戦の舞台となり、戦後も約二十七年間に亘り、日本国の施政下から外れた沖縄は日米両国の友好と信頼に基づき、五十年前の今日、本土への復帰を果たしました。


大戦で多くの尊い命が失われた沖縄において、人々は「ぬちどぅたから(命こそ宝)」の思いを深められたと伺っていますが、その後も苦難の道を歩んできた沖縄の人々の歴史に思いを致しつつ、この式典に臨む事に深い感慨を覚えます。


本土復帰の日、中学一年生であった私は、両親と一緒にニュースを見た事をよく覚えています。そして復帰から十五年を経た昭和六十二年、国民体育大会夏季大会の折に初めて沖縄を訪れました。その当時と比べても沖縄は発展を遂げ、県民生活も向上したと伺います。沖縄県民を始めとする多くの人々の長年に亘る弛み無い努力に深く敬意を表します。


一方で沖縄には、今尚様々な課題が残されています。今後、若い世代を含め、広く国民の沖縄に対する理解が更に深まる事を希望すると共に、今後とも、これまでの人々の思いと努力が確実に受け継がれ、豊かな未来が沖縄に築かれる事を心から願っています。


美しい海を始めとする自然に恵まれ、豊かな歴史・伝統・文化を育んできた沖縄は、多くの魅力を有しています。沖縄の一層の発展と人々の幸せを祈り、式典に寄せる言葉と致します。」とお述べになられた。


写真:天皇陛下、式典で初めて沖縄の「課題」に言及 識者「真摯な姿勢」/毎日新聞