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玲子のカルペディエム

持ち込みカラーなるものを試した

2022.05.16 08:03

週末に冒険してみました。「持ち込みカラー」の美容院、すなわちドラッグストアで買って持参したカラーリング剤で染めてくれる美容院へ初めて行ってみたんです。

担当は、美容学校出たてみたいな感じの金髪の若い女性。カラーリング剤を渡すと、びっくりするような素早さで戻って来ました。容器の中でカラーリング剤を混ぜ混ぜしながら、さささと手早く髪全体に塗ります。あっという間。それから、何やらスチームみたいなものをシューっと頭にかけてラップでくるむと、鏡の横にあったタイマーを慣れた手つきでセット。「しばらくお待ちください」と言って去るまで、10分ぐらいのものだったと思います。


20分ほどしてからシャンプー台へ移動。さっきの若い女性が洗ってくれましたが、「お湯の温度はよろしいですか?」までは普通の美容院と変わらないものの、驚いたのはその後。自動シャンプーマシンがセットされまして。それがまあ、何というか、ドームの中から土砂降りの音を聞くみたいな不思議な感覚。「ふむ〜?」となってるまま、ただ機械が強力シャワーで頭皮を洗うに任せたのです。


さらに驚いたのはその後。移動して髪を乾かすことになるわけですが、ここで登場したのが、ぽっちゃりした別の若い女性。ハンドドライヤーの使い方がいかにも不慣れで、濡れた前髪が目に入ってるって〜の、と言いたいのをぐっと堪え、乾かす気があるのだろうかと疑問に思ったところで、「あ、もういいです」と言って終了。


いわゆるブローはなしで、ただ純粋に濡れた髪を乾かすだけ。しめて2200円。美容師さんの技術はあまり必要ないし、時間も最低限。客のほうもお金かけたくないだけなので多くを求めない。双方にとって割り切ったビジネスなんですね。


安いからまあいいかと思うか、安いけどこれじゃあねと思うか。

どっちかと言えば、後者です。