アミメアリ
フタフシアリ亜科
アミメアリ属
日本には2種知られるが、そのうち岐阜県にはアミメアリの1種が確認されている。
アミメアリ( Pristomyrmex punctatus ):岐阜県全域に分布します。女王アリが存在せず、働きアリが産卵した卵から働きアリが生産され増殖します。稀にオスアリと単眼をもつ働きアリが発見されることがあります。体長:2.5mm。
写真①:カイガラムシを守るアミメアリ。岐阜市 5.X.2018
写真②:移動中の働きアリ。アミメアリは定住する巣をもたず、頻繁に移動する。岐阜市 21.VI.2014
写真③:巣内の様子。中央にオスアリの蛹が見られます。岐阜市 20.VII.2014
写真④:稀に巣内にオスアリが出現する。翅がある個体は全てオスアリ。岐阜市 27.VII.2014
写真⑤:オスアリを側面から。岐阜市 25.VII.2014
写真⑥:オスアリと働きアリ。岐阜市 27.VII.2014
写真⑦:蟻道上に現れたオスアリ。岐阜市2.VIII.2016
写真⑧:蟻道上に現れたオスアリ。岐阜市 2.VIII.2016
写真⑨:アミメアリのオスアリに見られる交尾行動。岐阜市 29.VII.2014
写真⑩:この交尾行動は他のアリのオスと同様であるが、働きアリとは交尾にはいたらない。岐阜市 29.VII.2014
写真⑪:稀に出現する3個の単眼(矢印)をもつ大型働きアリ。岐阜市 22.IX.2017
写真⑫:単眼をもつ働きアリ(左)と通常のアミメアリ(右)。この両者は遺伝子交流がないと言われ、単眼をもつ個体群が通常のアミメアリの個体群に寄生しているものと考えられている。岐阜市 22.IX.2017
写真⑬:単眼をもつ個体を側面から。明らかに通常のアミメアリより大型で胸部も発達している。岐阜市 22.VII.2017
写真⑭:通常のアミメアリは数万単位の大きなコロニーになり、それらが頻繁に移動を繰り返す。この写真は異なるコロニーがたまたま出会った時と思われる。岐阜市 30.VII.2017
写真⑮:そのため、あちらこちらで激しい噛みつきあいが観察された。岐阜市 30.VII.2016