神社の参拝作法
■ 概要
参拝作法は、心をカタチに表す手段であり、そのカタチが自分の心にも響きます。
(鈴がある場合)鈴を鳴らす
↓
お賽銭を入れる
↓
起立(手は腿の横につけ、指を自然に伸ばします)
↓
90度のお辞儀を2回
手はももの前を滑らせ、膝頭を手のひらで包むようにする
↓
胸の前に手を合わせ、少しずらして、2回拍手(肩幅に開く)
ずらした手を戻し、手を合わせた状態に戻す
↓ ★1
90度のお辞儀を1回
★2
★1もしくは★2のタイミングでお願い事、感謝、誓いなどを行う
※ 丁寧にすれば、もっと色々ありますが、ここでは基本だけ記述しておきます
■ 説明
「二拝二拍手一拝」
「にはい、にはくしゅ、いっぱい」
神社の参拝作法の手順を、このように表記します。
「拍手」はわかるけど、「拝」って何よ。。。??「礼」じゃないの??
あらためて、ググってみました。
「拝」
1.からだをかがめて敬意を表する。おじぎする。おじぎ。 ←★1
2.神仏をおがむ。敬意をもって見る。ありがたがって大切にする。 ←★2
3.官をさずかる。
「礼」
1.人のふみ行うべき道。社会生活上の定まった形式。制度・文物・儀式・作法等。五常の一つ。
2.中国上代の、礼を書きしるした書物。
3.敬意をもってきまりに従う。
4.うやまっておじぎをする。低頭などして敬意を表す。 ←★3
5.謝意をあらわす。そのための金品。
国語的には、、
「礼」は礼法などと言うように、行動様式や心構えのことで、それを形にして表現すると、「お辞儀(おじぎ)」とか「金品」とかになるということでしょうか。
「マナー」とも言い換えることができそうです。
対して、「拝」は、もっと具体的で狭い意味のようで、
「お辞儀(おじぎ)」そのものの事だったり、特に神仏に対して拝む事を指すようです。
少し脱線しましたが、、
神社神道(じんじゃしんとう)では、、
神前で行うお辞儀のことを「拝」と言います。
参拝者にわかりやすい様に、馴染みのある「礼」という言葉で説明している神社もありますが、「拝」が正しい言い方です。そして、「拝」は90度のお辞儀で、背中が水平になるように頭を下げます。
お辞儀は、角度によって意味合いが付けられます。
普段、友だちや同僚などにするお辞儀は、浅いものです。だいたい15度とか30度程度でしょう。首だけピョコっと下げる「ウィッす!」みたいのもあります (笑)
また、先生や目上の方にするお辞儀は、深いものです。45度とか60度とかになるでしょう。
これらは、生活習慣ですので、特に意識することなく行っていると思います。
茶道や剣道などでも角度は定められているようですが、深いものでも60度くらいだと思います。
ここでお伝えしたいのは、「人間同士のお辞儀には、90度は無い」ということです。
90度の「拝」は、神様にだけ行う特別なお辞儀です。
最も敬いを含んだ「最敬礼」です。
ですので、神社を参拝する時は、90度のお辞儀をしましょう。
もちろん、身体上の理由で、90度が出来ない方もおられます。
そういう場合は、出来る範囲で結構です。
また、拍手は、、
(編集中)