【愛の歌】
こんばんは、櫻井です。
今日は、クリスマス(過ぎたけどw)
なのでピアノ関係ない哲学的なことを書こうと思います。
昔から音楽で 歌詞に「愛」という言葉が
多用されていているのはいうまでもない。
しかし、肝心のその「愛」について 僕たちはどこまで知っているのだろうか?
というか、「愛」を歌う歌手は 一体どこまで知って歌っているのだろうか?
なんて皮肉に思いさえしてしまいますw
僕もまた今まで少なくとも「愛」について 漠然と知ったつもりでいたが、
どうやら誤りだったようです。
しかし、 その「愛」の実態について客観的かつ我々素人にもわかりやすく
科学している本があるのでご紹介したい。
「The Art of loving」
世界的ロングセラーの名著で 読まれた方もいらっしゃるかもしれない。
とっても簡単なようで深い文章を 少し抜粋してみましょう。
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、、、、、
愛とは、 特定の人間に対する関係ではない。
愛の一つの「対象」にたいしてではなく、
世界全体にたいして人がどう関わるかを 決定する態度、性格の方向性のことである。
他の同胞には無関心だとしたら、
それは愛ではなく 共生的愛着、あるいは自己中心主義が拡大されたものに過ぎない。
ところがほとんどの人は、愛を成り立たせるのは
対象であって能力ではないと思い込んでいる。
それどころか、誰もが、「愛する」人以外は誰も愛さないことが
愛の強さの証拠だとさえ信じている。
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愛が活動であり、魂の力であることを理解していないために、
正しい対象を見つけさえすれば、 後はひとりでにうまくゆくと信じているのだ。
この態度はちょうど、絵を描きたいと思っているくせに、
絵を描く技術を習おうともせず、 正しい対象が見つかるまで待っていればいいのだ、
ひとたび見つかれば見事に描いてやる、 と言い張るようなものだ。
一人の人を本当に愛するとは、 全ての人を愛することであり、
世界を愛し、生命を愛することである。
誰かに「あなたを愛している」ということができるなら、
「あなたを通して、全ての人を、世界を、私自身を愛している」 と言えるはずだ。
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なるほど、この理論に当てはめると歌手が例えば
「あなたを愛してる」と歌った瞬間、
「あなたを通してあなた以外の全ても愛しているよ」
というのが真の愛なのかっ!
ふむ そういう意味で使われる「愛」という言葉は もしかしたら、
なかなか少ないのかもしれませんね。
、、、
また、この本の中で著者Erich Frommは
「愛」とは恣意的にならざるを得ないとも言っています。
あえて説明するならば
『自分の全体性と個性を保ったままでの結合』であり
『人と人とを結びつける力である』。
この説明が事実ならば、
愛の歌がたくさん世の中に溢れれば、、、
それが多くの人々の共感を得て歌われ続ければ、、
人と人を結びつけるパワーを秘めていて
愛に溢れる世の中が実現されるかもしれません。
そうやって「愛」を持った人がたくさん増えれば 良いですね。
そして、僕もそうありたいですね!
、、、
今日は、長々と愛について考えてみましたw
拙い文章になりましたが伝わったかなぁ
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聖者の行進