アラベスクの香り クルマバソウ
2022.05.24 11:31
(2022/5/4,15 青森市)
(2022/5/22 青森市・梵珠山)
車葉草(くるまばそう)
アカネ科ヤエムグラ属/多年草
一枚一枚は細長く、形も長さも綺麗に揃った葉が7〜10枚程、茎にぐるりと車輪のように取り囲んで輪生するのが特徴的なので『車葉草(くるまばそう)』という名がついた。
地下茎で繁殖する為に、群生して、春から初夏にかけて、白い小花を7〜10個程つけた花を咲かせる。
クルマバソウの群生を上から眺めてみると、葉の車輪が何個も並び、まるでアラベスク模様のよう。
草ごと摘んで乾燥させると、全草から甘い香りを放ち出す。自然状態であれば、秋になり葉が枯れ始めた頃になると、クルマバソウ群生の辺り一帯にこの香りが漂うという。
クマリンという香料名があり、この香りを利用して、芳香剤や虫除け、料理やお酒の香りつけ等にも利用されている。
試しに山中から何本か採取してきて部屋に置いておいたら、段々と甘い香りが強くなっていく。
花言葉:復活/永遠の命と歓喜