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神崎琴音

詩/存在の詩

2022.05.17 22:31

癒してあげる、

とわたしが言う、

そのとき損なわれるわたしの部分を、

あなたはいとおしいその名でよぶ、

さびしいと言えてしまうほど愚鈍で平凡な、

あなたを見ていられないの、

どうしてかみさまはわたしに、

愛することのできる身体を与えたの。


しんでいいよ、とだれもゆるしてくれない。


きれいだね、かわいいね、

きみのこころはうつくしいね、

花が咲いたら見違えるようでしょう、

美しい言葉に耐えられぬ世界は醜いですか、

こちらでは夜空に可憐な星が散っています、

すべての形容詞を拒絶するあなたに。