【APPI JAZZY SPORT/インタビュー】東北にMUSIC&SPORTのカルチャーを根付かせるために。
岩手県の安比高原で開催を続けているAPPI JAZZY SPORT。2018年で12回目の開催を数える。冬の岩手という条件でフェスを続けていくのは、強い思いが必要だろう。開催当初から実行委員長を務めるCHOKUさんに、AJSに託す思いを答えてもらった。
–––– 毎年テーマが掲げられていますが、今年のテーマは?
CHOKU ここ数年は原点に立ち返りMUSIC & SPORTSにしています。やはり、JAZZY SPORTの根底でもありますから、声高らかにそこを叫び続けていきたいなと思ってます。音楽ライブ、ライブペイント、アートエキシビジョン、スポーツアクティビティーのフィルム上映。まさに自分たちが想像する文化&体育祭ですね。
–––– 東北でフェスを開催し続けていることに、どんな思いが込められているのですか。
CHOKU 東北の次世代へ音楽とスポーツで楽しく遊ぶ自由度の高いカルチャーを育んで行って欲しいという希望からです。うれしいことに子連れも多く、その子達も10年近く経って育ち、そろそろ一緒に乾杯できるまでになってきました。小箱からパーティーを始めた自分たちにはそういうお客さん達との距離感も凄く心地よい。だからこそ、じっくりとカルチャーを煮込んでいけると思っています。あとは、GAGLEに続く東北のアーティストが舞台に上がるところまで成長して来ているってこともうれしい点ですね。10数年で確実に育んで来ていると思います。
–––– 安比という場所が持っている特徴とは?
CHOKU スノースポーツが高い質で楽しめる雪質と広大なフィールド、そしてお客さんが快適に宿泊できるリゾート施設。しかし、そのポテンシャルはまだまだ深く広いんです。もっともっとコラボは深みを増して行くイメージも持っています。来年はあれやりたい、これやりたい、とアイデアも貯まっていっていますね。
–––– そもそも、安比でなぜ冬にフェスを開催しようと思ったのですか。
CHOKU とある代理店に勤めている大先輩DJが「真冬のスキー場でGAGLEの『雪の革命』を多くのJAZZY SPORTファンと聴いたら素敵じゃないか?」とパーティーの様子を明確にイメージできる一言を投げかけてくれて、その橋渡しをしてくれたんです。そんな一言が自分には響いたんですね。実際、初年度から来てくれてる人も居たりします。その辺りも自分は励みにしています。
–––– 毎年のようにこのフェスを楽しみにしている人たちがいます。今年はどんな特徴を持っていますか。
CHOKU 2018年もドリンクをとりにバーカウンターに行く隙も無い強力なミュージックアスリートが集結しています。実際に、そんなうれしいクレームも僕のところまで届きました。僕自身、そこそこ、キャリアを積んで来たDJでもあるのでアーティストをブッキングして、舞台監督さんと打ち合わせながらストーリー展開を考えるのが楽しいんです。MIX CDやコンピレーションを選曲する感じですね。チャレンジといえばAPPI JAZZY SPORTには金屏風というサブステージ的なのがあるんですが、もうサブっていう感じでもなくなって来てその意味をどんどんブラッシュアップしていこうと企んでるんです。そのあたりも少し進化する予定なのでチェックしていただきたいですね!何より、お仕事など調整していただいてオープンからラストまで楽しんで欲しいです。そして、ナイターゲレンデも恒例の24時まで延長営業されます。日中のゲレンデはJAZZY SPORT CREWの選曲した音楽達がゲレンデで流れます。安比高原さんの協力による本当にお得な宿泊プランもあります。これはレイトチェックアウトを採用していて12時までゆっくり寝てから温泉に入って帰ってもらったりもできますね。
–––– 最後に、今年初参加しようとしている方にAJSの楽しみ方を教えてください。
CHOKU 初参加してもらえるとうれしいですね!初年度は飛ばしすぎて最後まで体が持たない人もみかけますね(笑)。今年はアフターパーティーまでも豪華で手強いですよ!初年度参加で朝まで踊ってたら来年の招待券でもプレゼントしようかな!!安比を楽しんでくださいね!
写真=Tsukiji Takanori(STARSERVERCLUB) /Yasuhiro Orii/Takashi Kikuchi
開催日:2018年1月13日(土)
会場:安比高原スキー場APPIプラザ特設会場
出演:田我流+MAHBIE、GAGLE、cro-magnon、ISSUGI (BAND SET)、PUNPEE、MARTER、KOJOE、KAN SANO、WONK、BANDERAS、ほか