悪天候で効果発揮!「リヤフォグランプ」とは
フォルクスワーゲン車を含む欧州メーカーの多くは今回取り上げる装備、「リヤフォグランプ」を装備しています。国産車メーカーでも車種によっては標準や、メーカーオプションなどで装備していることもあります。いかがでしょう。皆様、「リヤフォグランプ」実際に点灯させた事ありますか?
私は、2,3年に一回あるかなあ。どうかなあ。という頻度です。それもそのはず、この「バックフォグランプ」相当の悪天候時のみに使用するランプだからです。スキー場へ出かける方は使用頻度が多いかもしれませんね。
私が過去に使用したケースは:
・職場から帰宅途中の吹雪
・仕事で移動中、日没間際の局地的集中豪雨
・東海北陸道で山間部トンネル出口の濃い霧
など。
相当の悪天候とは:視界不良によって走行に不安や危険を感じる状況。
そのような走行(道路)状況の際、後続車へ自車の存在を知らせる為の特別なライトそれが、
「バックフォグライト(ランプ)」という機能です。「リヤフォグ」など言い方様々。
リヤフォグランプとは:(フォルクスワーゲン サービスライブラリ―より)
ヨーロッパ車のほとんどには、リヤフォグランプが装備されています。テールランプより明るい赤いライトです。霧の中や豪雨の際に、後続車に自分の車の存在を知らせるためのアイテムです。ヘッドライトのダイヤルを1段階または2段階引くことで点灯します。ときどき、霧や豪雨でもないのに点灯している車を見かけますが、後続車にとっては眩しく、とても迷惑です。なお、片側だけに設定されているのは、後続車がブレーキランプと誤認しないようとの配慮です。
そう、解説にもありましたが本当に視界不良の時しか使わないので、私もそのような走行環境に出会うケースがまれなのです。だけど、そんなまれな時ほど必要とするライトなので安全を確保する目的で、必要に使用判断しましょう。
リヤフォグランプの点灯はヘッドライトスイッチで行います
リヤフォグライトの点灯方法
確認の目的で、事前にテールライトのどこが光るのかを確認しておくことをおすすめします。
1、エンジンを始動します。駐車ブレーキはかけたまま。シフトレバーもP(パーキング)ポジションで。
2、ヘッドライトスイッチダイヤルを一番右へ回します。多くのフォルクスワーゲン車は「マニュアルのロービーム」が点灯する位置です。
ダイヤルのつまみを手前へ引いてみよう
3、ヘッドライトスイッチダイヤルのつまみを1段もしくは2段手前へ引きます。
1段:フロントフォグライトが無い車両(非装着)
2段:フロントフォグライトが装備車 ※1段目はフロントフォグ点灯
4、バックフォグ点灯に併せて、スピードメータ内に専用の注意灯が黄色で点灯します。
5、車から降りて、運転席側のテールレンズ、車種によってリヤバンパーの点灯確認しましょう。
お断り:
車種によっては「AUTO」や「車幅等(スモール)」の位置でもダイヤルを引いて点灯させられる車種があります。またゴルフ8世代目モデルは、ダイヤルではなくタッチパネル操作です。ティグアンやパサート、アルテオンの一部モデルはダイヤルとは別のスイッチで点灯するモデルが有りますので、ご不明点は個別にお問い合わせください。
通常の後尾灯(テールライト)を点灯した状態です
ポロの場合、テールレンズ内の一部が明るく点灯
最後に。
今回紹介の「リヤフォグランプ」。点灯シーンを誤るとかえって後続車ドライバーへの眩惑となり危険です。その時の天候、道路・視界環境などから皆様の判断で点灯させてください。