【レビュー】ボントレガーR3 【タイヤ】
「みかん国のオレンジ・ローディー」
どうも、年の瀬ですね♪ KenGoです(*´∇`*)
今回は、なかなかレビューにお目にかかることがないタイヤ、「ボントレガーR3 Hard-Case Lite Road Tire」について記事にしようと思います。
このタイヤは、TREKのパーツブランド「Bontrager ボントレガー」のタイヤのため、TREKユーザー以外はほとんど知らないし、使ったことがないと思います。
(画像:ボントレガーR3 Hard-Case Lite Road Tire)
現に私もTREKのバイクに乗っています^^
私のバイクの鉄下駄ホイールについていたタイヤは、同ブランドのR1タイヤでした。
最も安価でベーシックなグレードのタイヤですね。
半年ほど乗って、R1グレードからR3グレードのタイヤに履き替えました。
R1は国内ではリテール品の流通は無く、完成車に付属のタイヤとしてのみ存在するようです。
R1とR3のスペックはそれぞれ以下の通りです。
Bontrager R1 25c
重量 340g
ケーシング 60TPI
Bontrager R3 25c
重量 200g
ケーシング 120TPI
同じ25cサイズで、重量は340gから200gに劇的に軽くなり、単位面積あたりの繊維数は2倍の密度となってより一層しなやかになっていると予想されます。
他メーカーで比較するとすれば、価格帯はもう1段上のハイスペックタイヤですが、Continental のGP4000S2 がライバルでしょうか?
Continental GP4000S2 25c
重量 225g
ケーシング 330TPI
比較すると、重量はGP4000S2が25g重く、TPIは3倍の密度なので、出だしはGP4000S2が若干重く、乗り心地はGP4000S2がR3より一層しなやか、という感じになるでしょうか。
想像ですけど^^;
(コンパウンドの性能にも左右されますよね)
実際の走行レビューですが、R1と較べると、やはり出だしの加速は良くなりました!
「グイッ」から「スイッ」という感覚です。
またグリップも良くなり、乗り心地もかなり改善されました。
路面からの衝撃・振動をずいぶんとタイヤで吸収してくれるようになったのは、ありがたいです。
R3は性能的にどこかが突出している訳ではないのですが、総じてR1タイヤの性能を、すべての分野でバランスよくグレードアップしたようなタイヤだと思います。
商品タグ(?)の裏面に記載があったチャートでも、ほぼそれを裏付ける内容でした。
もちろんボントレガー内での比較でしょうが、
エアロダイナミクス(空力特性) 4.5/5
転がり抵抗 4/5
耐パンク性能 3.5/5
DRYトラクション 4.5/5
WETトラクション 4/5
というメーカーの見解です。参考までに。
耐パンク性能について付け足しますと、このR3で1度だけパンクしたことがあります。
私がR3に履き替えたのが2017年3月1日だったので、現時点で10ヶ月弱。
その間の走行距離が約7,000キロ。
10ヶ月7,000キロで1度のパンクを、多いと見るか、少ないと見るか。
しかもそのパンクの原因は、おそらくチューブのバルブ不良によるもの(チューブはR'Air)。
トレッド面やサイドをいくら丹念に探しても、異物の貫通や剥がれ、裂けなどなかったので、チューブだけ交換して、今もそのタイヤは現役で使用しています^^
また、幾度か道路の段差でタイヤ側面を激しくヒットしたこともありますが、側面に擦れた跡こそつきましたが、サイドカットなどの重傷になったことはありません。
私の印象としては、十分な耐パンク性能を有したタイヤだと思っています。
タイヤの寿命についても、私の経験を・・・
前後ともR1 からR3に入れ替え、それから3,500km走った時点でリアタイヤだけ新品R3に交換。
フロンタイヤはそこまで摩耗がみられなかったので、そのまま使用続行。
その後さらに3,500km走行後、台形状に削れたリアタイヤをフロントタイヤにローテーション。
新たに購入したR3タイヤを、リアタイヤに履かせることにしました。
7,000km走ったフロントタイヤは、さすがひび割れが目立つようになってきたので、廃棄処分とします。
しかしトレッド面には剥がれや、金属片の食い込み等は見られず、比較的きれいな状態です。
たまたま、そのような異物を拾わなかったのか、このタイヤのコンパウンドの特性上、異物が食い込みにくいのかは不明ですが、正直、使おうと思えばまだ使えそうな状態でした。
ただ、(ひび割れ具合から)精神衛生上よろしくないので、さすがに交換しました。
今回、リアからフロントに引越ししたR3も、トレッド面は同様にすごく綺麗なままです。
なんだか不思議なタイヤですね。
異物が食い込まないのに、しなやかなタイヤ。
ということで、今の時点で言えるのは、私の使用環境では3,500km〜7,000kmが寿命だと言えます。
フロントだけで使用の場合:7,000km
リアタイヤでの寿命:3,500km(フロントに移せばまだ使える)
リア→フロントへ:??? まだ不明 最低3,500km〜予想で6,000kmぐらいかな?
前後ローテーションを前提とすると、R3のライフは、何となくですが6,000km程度ではないかと予想しています。
ローテーションを含めた実際の寿命は、また数ヶ月後に判明しますので、その時レポートしたいと思います。
性能的には不満が無いどころか、その「軽さ」と「ライフ」、「しなやかさ」が十分成立している点で大変満足しています。
お値段も定価で5,093円(税別)と、高性能タイヤとしてはお安い部類に入るかと思います。
また次の機会には、定番中の定番タイヤ「Continental GP4000S2」を履いてR3との対決や、ボントレガーのさらに上級タイヤ「Bontrager R4 Hard-Case Lite」との比較にもチャレンジしたいと思います^^
それではまた次回♪
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