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Hana ノ Namae

いつまでも青い ヒメアオキ

2022.05.31 09:15
雄花

(2022/5/5 青森市浅虫)

(2022/4/22 青森市・梵珠山)


姫青木(ひめあおき)

ガリア科アオキ属/常緑小低木


春夏秋冬、年中を通じて常に、葉や枝までが青々としているので"青木(あおき)"。
その北方積雪地域型で、耐雪の為にアオキより身体全体が一回り二回りほど小さいので、小さいを意味する"姫"を頭につけて『姫青木(ひめあおき)』。

花は一つ一つは小さくシックな褐色で、4〜5月頃、雄花とに雌花とに分かれて、小花をいくつもつけた花房を咲かせている。
果実は卵型で鮮やかな赤色。秋頃に実り、その後、冬が訪れて深い雪の中に埋もれている間もずうっと実り続け、翌春に花が咲く直前に、ようやく花と同じような褐色に熟して落果し、そこから雌花を咲かせる。
葉は名前の通り、青々として光沢がありピカピカしている。幹や枝も青々としているので草本か?とも見えるが、立派な木で、雪に耐える為に低く這い、花や実をつける枝の先端だけが立ち上がる。
因みに、南方型のアオキは這わずに、そのまま上に伸びる高木だと言う。
上側の葉の縁に、小さく棘のような切れ込みが入るのも特徴の一つ。
生態(青光りする葉・赤い実・雌雄別株・這う枝等)がツルシキミと似ていて、同じ山に並んで生えていたりするが、葉の縁の棘で見分けるのが良いだろう。

花言葉:若く美しく/初志貫徹/変わらぬ愛/永遠の愛