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ルクソール お墓編

2022.05.21 10:45

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カイロ、サッカラを経て、エジプトの真ん中あたり、昔テーベと呼ばれ、都として栄えたルクソールに来ました。

ルクソールの客引きは凄まじく、世界三大うざい国と呼ばれるだけあります。


というより、英語通じる人もいますが、アラビア語しか記載がなかったり、観光地への行き方が分かりにくかったり、良さげな旅行会社がなかったり、等々、旅行者にとっては少し不親切な部分が多いです。


クレジットカードもあまり使えず、現金決済が基本です。


商店もタクシーも、旅行者価格のようなものがあったり、明確に金額が書いてない、メーター使わないなんてよくあります。


それも、エジプトらしさなのか、魅力の一つなのかも知れませんが。


旅人したの嗅覚は必要ですね。


AMEBAowndは容量の制限もあるので、写真は基本instagramに投稿しています。

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ルクソール

ルクソールはとても魅力的な場所が多いです。新王国時代(紀元前1300-1400年くらい?)の建築物や、王家の谷、カルナック神殿やルクソール神殿など。


ナイル川を挟んで西側に観光スポットが揃っています。


西側から発つ気球ツアーも、40USDほどで体験できます。

朝3:30ごろのピックアップで、それなりに眠いですが、西側にあるハトシェプスト女王葬祭殿などを横目に、1時間ほど気球ツアーができます。


この日はそのまま、ナイル川のWestBankと呼ばれる西側の観光地をタクシーをチャーターして観光していきます。


王家の谷

王家の谷は、新王国時代に作られてから380年ほど使用された、ファラオたちが眠る巨大なお墓である。


現在64墓の墓があり、24基がファラオの墓である。


ピラミッドのように見え崇拝されていた山があり、(メレトセゲル「静粛を愛する女神」)、その周辺に位置する。

王家の谷はかなり広く、入場料+指定されたお墓は専用チケットが必要。


古代から盗掘が相次いでいたが、未盗掘で発見された有名になったのがツタンカーメンの墓である。


メジャイという傭兵が守っていたとのこと。

エジプトが舞台のアサシンクリードの主人公もメジャイの一人として登場する。


ツタンカーメン墓(KV62)

左側にはアムドゥアトの書の1時間目が抜粋して書かれている。


東アフリカなどにいるヒヒは、太陽に向かって騒ぐ習性があり、太陽の復活を祝福している事を模して書かれていると言われている。



セティ1世のお墓(KV17)


ラメセス2世の父、セティ1世のお墓は138mと非常に長く、ここに入るだけで1000エジプトポンドと、エジプトの相場から考えるとかなり高いにも関わらず、見る価値は高い。

当時の色が綺麗に残っている部分もある。

こういった壁には宗教碑文が書かれている。


上の写真は、船に乗っているひつじの顔をした太陽神と、シア(認識力)、ヘカ(魔力の人格化)などが一緒になっている。


船のある部分は冥界のナイル川。

上側は東側で、善人が住んでいる。

下側は西側で、世界の人種が書かれていて、それらに時間を与える、というなことが書かれている(らしい)。



ラメセス6世のお墓(KV9)

ラメセス6世のお墓は中でも一番美しく、奥の部屋の天井には昼の書、夜の書の内容が書かれている。


エジプト神話の項で話したヌト(天空の女神)が太陽を飲み込んで生み出す様子が描かれている、

夜のシーンでは羊頭の太陽神が進んでいる様子が描かれている。

正面のオシリス神も格好良いです。


メレンプタハの墓(KV8)

メレンプタハのお墓には、スカラベ(フンコロガシ)と、西側に太陽が沈む様子をヒツジとして描かれている。

日本の歴史が始まる前から、このような物が作られ、何かを伝えようとしていています。


ルクソールに来たら絶対来てください。

少しお金かかりますが、価値はあります。


THEBAN MAPPING PROJECTというwebサイトでは、mapや写真付きで内部が見れるようになっているので、興味がある人は是非見てください。



王妃の墓

王妃の墓はネフェルタリという、ラメセス2世の妻のお墓がとてつもなく綺麗。

入場料だけで1400エジプトポンド、10000円ほどかかり、10分ほどしか見れませんが、オリジナルの色彩が綺麗に残っており、死者の書の一部なんかが書かれている。


長年修復が続けられていて、1日限定150人(曖昧な感じではあったが)となかなか厳しいが、是非とも行ってほしい場所です。

王妃の墓は比較的空いていて、王家の谷ほど観光客はいません。


デール イル マディーナ

デールイルマディーナには、王家の谷を建設した労働者の町がある。

ルクソールは40℃ほどまで気温が上がり、体力を消耗するが、中には綺麗な色彩が残っているレリーフが多く、行く価値ありです。

ヒエログリフ
ヒエログリフは古代エジプトで使われていた文字です。


この言葉は1000年以上解読できずに、書いてあることが分からなかったのですが、どうやって分かったか皆さんご存知でしょうか。


それはロゼッタストーンが見つかったことで、そこから研究がされた。


一番上はヒエログリフ、2番目はデモティック(民衆の言語)、3段目はギリシャ語で書かれている。


ナポレオンのエジプト遠征(200人の学者と一緒に)の際に見つかり、フランスに持ち帰えり、研究された。


シャンポリオンという人が、アブシンベル大神殿の碑文からヒエログリフを解読し、「解けた!」と言って1日気絶したという話も残っている。


ちなみに今年は、ヒエログリフ解読200周年の記念すべき年である。(ツタンカーメン王墓発見100周年とあわせて)


こうして、いろんな人たちの努力のお陰で勉強でき、観光できていることに感謝ですね。


次回のルクソール編は、神殿メインでお話ししていきます。


ではまた!