わたしでいいのかなぁ

毎回、授業の前には、教えるべき授業範囲に関する準備と合わせて、何か気を引くようなネタや企画が授業でできないか考える。日本語独特の言い回しについて雑談風に話したり、学習者の母語と日本語とを比べてみたり、ペアワークやゲームっぽいことを企画してみたり。

よし、今日はこれで行こう、と思って授業に臨んだものの、思った以上に反応が薄かったりすると結構凹む。何か独り相撲しているような、自己満足で終わっているような｡｡｡

こんな時、「わたしでいいのなぁ」と思ってしまう。授業がつまらないのではないか、学習者のためになっていないのではないか、私はこの仕事に向いていないのではないか・・「ひとり負のスパイラル」状態である。

でも、この仕事を始めたときは、こんなこと考えたことはなかった。明日の授業一人だけで進められるだろうか、緊張で頭真っ白にならないだろうかとか、目の前の事をどうやって乗り切るかでいっぱいいっぱいだった。

そう考えると、今は少し仕事に慣れて落ち着いてきたから、自分の事を振り返ることができるようになったということだろうか。

「私もよくありますよ。学生が反応示してくれないと落ち込みますよね」

他の先生も同じような気持ちになることあるんだ。やっぱり悩んだ時は、同じ仲間と気持ちを共有しあうのが大事だね。

「先生、今日の授業ありがとうございました。先生の授業、楽しかったです。またよろしくお願いします」

メールが届いていた。涙が出そうになった。

自分を信じて来週も頑張ってみよう。