「防災教育」NPO法人かかわり教室
当法人での取り組みとして、毎月一回の避難訓練を実施しています。
内容は毎回違います。
地震
風水害、雪害
火事
などなど。
年々、ステップアップしてまして、昨年までは事前通告をした上で避難訓練を実施するというスタイルで行っていました。
今年度からは各事業所のスタッフにも事前通告なく、突然の電話で避難訓練がはじまるというスタッフにも子どもたちにも知らされずの避難訓練の実施になりました。
今では、子どもはもちろんスタッフも毎回の避難訓練でとてもうまく避難できるようになっています。練習効果が実際に出ています。
一見、無茶なことのように感じると思います。スタッフも最初は懐疑的でした。
私は東日本大震災の時、ちょうど栃木県の北部に住んでおり、実際に地震が起こった時には茨城県の海沿いの街に向かっているところでした。
地震の直後、山道で上からは落石、道路はひび割れて分断という状況を目の前で体験しました。
当時の職場に連絡をとり、安否確認をしようにも携帯電話は通じず、メールも通じない状況になりました。その時唯一通じたのがTwitterでした。Twitterで職場の人間と連絡を取り合い、職場に向かいました。
職場に戻ると、スプリンクラーが故障して、センター内水浸しでした。
当時の職場は、2階3階が入所になっていて、100名の方が生活している場でした。
唯一の救いは、医療施設のため非常用電源があり、電気が少しだけ使えたことです。(当然、停電と計画停電で付近では電気が使えませんでした。)
ガソリンも買えません。
コンビニに行っても食料は売っていません。
水もガスもしばらく不通でした。
ちなみに自宅に戻ると食器棚などが倒れて部屋内は散乱した状況でした。。。
そんな体験をした時、法律で定められている、一年に一回の避難訓練が足りないことを身をもって実感しています。(当時の職場は月に1度の実施していました)
災害は事前連絡をくれません。
予定表にものりません。
準備もできません。
札幌も災害は少ないですが、これから何が起こるかわかりません。
災害によって不幸にならないために、こどもたちが自分で身を守ることができるように、これからも様々な防災教育をすすめていきます。