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【更年期障害】京都 上京区 鍼灸 サイマティクスセラピーならラサルーテ

2022.05.23 04:19
更年期障害の原因は多岐に渡り、体質や生活環境などにより人それぞれなのですが、比較的多い原因についていくつかを解説したいと思います。


1、血虚

更年期障害で一番多い、あるいは多くのケースの土台になっていることが多いのが「血虚」です。


東洋医学でいう血虚は貧血のみを指すわけではなく、流れが悪くて酸素供給などが上手く行われていないなども含めその範疇が広いので、検査で貧血と言われたことがないという方でも該当する場合は多々あります。


この血虚や血流の悪さなどは産後に発生しているものも多く、一昔前は「血の道症」「産後の肥立ちが悪い」などの言葉で表されていました。つまり更年期障害は産後の養生の不足や体調不良などから既に始まっていることがある、ということです。


さて更年期障害に起こりやすい症状にホットフラッシュ、めまい、耳鳴り、頭痛、動悸、イライラ、不安感、喉の渇きや詰まり感、肩凝り、頸痛、腰痛、関節痛、異常な冷え...などがあります。


西洋医学ではそれぞれ専門の科が違いますが、東洋医学ではこれらのほとんどが「肝臓の気の異常」から起こる、あるいは関与していると考えます。

肝臓の気が担う生理現象は「組織を収縮させること」と「気を上昇させること(交感神経を活性化すること)」と大まかにみることができます。


この働きから上記の症状をみると、その多くは組織や血管の収縮、もしくは気が上がること(神経の高ぶり)から起こっていることが分かります。

また肝臓は行動力を発生させるとされており、肝臓の気が弱ると気力が低下したり不安感が起きたりしやすくなります。


このように東洋医学的に見ると更年期障害に起こる症状の多くは肝臓の気の異常から起こることが分かり、肝臓の気の異常を誘発するのが血虚なのです。


肝臓は血を沢山貯蔵しているところなのですが、その血が少なくなると肝臓の働きが空回りして高ぶるため、組織や血管の収縮が過剰に起こったり、気の上昇が過剰に起こるために更年期障害に多い症状を誘発してしまうのです。


従って更年期障害のケアは土台として肝臓の気を整えること、そのために血を補うことをメインに治療を行います。

ツボなら三陰交、血海、関元、膈兪、肝兪、脾兪などに温灸などを行うこと、

養生としては、

◆鉄分の摂取

◆睡眠をしっかりとること(特に11〜3時は肝臓胆嚢が養われる時間とされるのでその時間の睡眠が特に大切)

◆時間に急かされたりイライラすることを減らす

◆アルコールを控える(アルコールは気を昂らせる、交感神経を優位にするなど更年期障害にとっては致命的なダメージを与えます)

◆足湯(気を下ろす、交感神経を穏やかにする)

◆糖分を控える(糖分は気の高ぶりを誘発)

◆小麦を控える(乾燥して気が過敏になる)

◆炭水化物をゼロにしない(炭水化物は気を緩め穏やかにする働きがある)

などを心がけると良いでしょう。

◆有酸素運動で気血の巡りを良くする


2、エネルギー過剰

ホットフラッシュ、動悸、高血圧などは熱が原因です。

熱が増えるほとんどの原因は食であり、後は精神的な怒りやクレーマー気質も熱を発生させると考えられます。

養生としては、

◆食の改善、和食が理想的

◆少食

◆ドリンク剤、エナジードリンク、熱を発する健食やサプリを控える

◆瞑想

◆呼吸法

などが適しているでしょう。


3、瘀血

血虚ではなく、水が不足すると血液が粘り流れが悪くなることで様々な不定愁訴が起こりやすくなります。また血液中に不要な栄養素が増えることでも血は粘りやすくなります。

顔色や肌が赤黒い、舌が赤黒いまたは紫色、唇の色が暗い、などが現れやすい兆候です。

養生はエネルギー過剰と重なることが多いのですが、

◆カロリーの高い食事を控える

◆肉や揚げ物などを控える

◆糖分を控える

◆水分のこまめな摂取を心がける

◆アルコールやタバコを控える

◆ドリンク剤、エナジードリンク、熱を発する健食やサプリを控える

◆適度な運動

などが考えられます。


実際には一人一人体質が違うので、上記の原因に併せて体質を把握して、それぞれの方に適した治療と養生のアドバイスを行います。


またサイマテイクスセラピーでは、あなたに必要な経絡の周波数、必要なホルモンの周波数、必要なメンタル系の周波数、必要な内臓の周波数、筋肉を整える周波数などを選択し、オリジナルのセラピーを行います。

更年期障害でお悩みの方は是非ご相談ください。


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