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月睡蓮

備忘録的な何か。

2022.05.22 17:38

 サイトのダイアリーはせめて週一回くらいは更新しようと思っているのだが、何を書こうか悩んでしまい、更新が止まってしまう。来月は4回、更新できるように頑張りたいところ。


 5月は本を20冊読む、短編小説を2本書くのが目標だけれども、どちらも達成できないで終わりそうな気がしている(ダメじゃん)。


 今日時点で読了数は14冊。次読む本で今年100冊目になる。とは言っても、漫画(鬼滅)が24冊入ってるので、活字の本のみで数えると100冊には程遠い。

    今年は200冊本を読みたいなあと目標を立てているので、頑張りたい。本は量より質だけれども、やっぱりたくさん読みたいのです。


    積読が560冊から全然減らないので、危機感も覚えている……。せっせと読んではいるのだけど。読み終わったそばからほいほい買ってるので、そりゃ減らんわな。

    死ぬまでに読み切れれば良いやって思っているけれど、それも何だか怪しくなってきた。買ったからには積読無くしてから死にたいものです。


 100冊目は何を読もうかな。去年の100冊目は澁澤龍彦の「エロスの解剖」でした。今年も澁澤龍彦にしようかな……。

 

 小説も書きたい。ちょこちょこネタ出しはしていて、ラストが思いつかなくて放置している話や川端康成の「片腕」のオマージュ(パロディ?)のような話も考えているところです。


「片腕を拾った男の話」

 ふと夜半に目が醒めて、身を起こすと左手の小指に違和感を覚えた。昏い電燈の下で手を見ると、小指に赫い糸が絡んでいた。その糸は寝室の襖の僅かな隙間を通って長く伸びている。寝る前にはこんな糸はなかった。寝ぼけているのだろうかと訝しみながら、眼を擦ってみても、変わらずそれは存在を主張するように薄闇の中で赫色を生々しく見せていた。まるで血管のように。

 幾ら引っ張ってみても糸は解けず、鋏で切ろうとしても撓って切れない。とても奇妙な糸だった。一体この糸は何処まで伸びているだろう――私は糸を手繰りながら、糸に導かれて歩いた。

 暫く歩いて行くと、道端に人の片腕――左腕が落ちていた。私の小指に絡んだ糸は持ち主不明のその隻腕の小指に結ばれていた。私は大理石の白さの片腕を手に取った。


「躰に青い鳥を飼っている美青年の話」

 彼は徐に着物の前をはだけた。露わになった半身――左胸の下、肋骨の辺りはすっかり肉を喪って、肋骨が剥き出しになっていた。あるべき臓器や筋肉の代わりに、一羽の美しい青い鳥が収まっていた。小鳥は澄んだ聲で囀り、唄う。ルリルリと可憐に。

「どうだい、珍しいだろう。僕の心臓や左の肺はすっかりこいつに喰われてしまったのだよ。今はこの青い鳥が僕の心臓の代わりだ」


 この二つの話はもっと膨らませて、形にしたい。

 他にも手帳に色々とメモしているので、話が完成したらpixivやここに載せようと思います。