個人的に
2022.05.23 04:37
鹿児島市の天文館 高見馬場バス停付近あります日本ワインを楽しむワインバー、 ヴィエイユヴィーニュ72の竹之内です。
さて、先週はソムリエ協会鹿児島支部の例会があり参加してきました。参加というよりは運営側なので鹿児島では所々しか聞けませんでしたが、先に行われた福岡支部の例会に参加でしっかりと先取りしています。
2年ぶりのテーマで土着品種にフォーカスをあてたテーマで、近年の世界的なトレンドでもあるナチュラルワインムーブメントと同様に注目が集まるトピックとなっております。
個人的に日本で注目のブドウ品種は北海道のKerner(ケルナー)です。
Kerner=Trollinger×Rieslingの交配品種で、アロマテックでどちらかといえばリースリングよりのイメージがありオフドライでジューシーな味わいが人気の秘訣かと考えています。
特に北海道のケルナーは顕著で、通常はクリーンな造りなのですが、最近は樽熟成をした造り手もあり長期熟成の可能性も感じることができました。
土着品種Indigenous grape varietiesの定義はその土地に根ざしたブドウのことで、ブドウの原産地と根ざした場所がことなることも多くあります。
日本のワインも良い意味でカベルネやシャルドネなどが多く植えられて評価も高まってきていますがIndigenous grape varietiesの定義にあてはまるような個性的なワイン産地が増えることに期待しています。
アルバリーニョもその栽培方法などから期待の高まる品種として更なる飛躍が楽しみです。