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【PMS(月経前症候群)】京都市 上京区 烏丸で鍼灸、波動療法、サイマティクスセラピーをお探しならラサルーテ

2022.05.23 11:04

PMSは血虚によるものが多い

月経の3~10日前に起こる、精神的、身体的不調であり、腹痛、腰痛、頭痛、倦怠感、不安感、イライラ、潔癖、甘いものが無性に食べたい、食欲が異常に増す、などなど多様な症状を起こすものです。西洋医学的には確定的な原因は不明ですが、女性ホルモンの影響と考えられています。


東洋医学ではこの多くが血虚(貧血、あるいは血液の働きが悪く末端まで酸素が供給され難いなどの兆候も含む)から起こる症状とされています。


多くの症状は「収縮」から起こる

血虚になると肝臓、胆嚢の気が高ぶるとされています。


肝臓は血液を多く貯めている場であり、その血が減ると気が空回りして高ぶるとされています。


肝臓、胆嚢の気の働きは気を上げること、組織や精神を収縮させることです。


月経前になると血は排出する準備のために女性器周辺に集まり、これによって肝臓では貯蔵している血が不足し、


その結果肝臓胆嚢の働きが空回りして収縮が強く起こったり、組織の収縮が強くなってPMSの症状を引き起こすとされています。


症状のほとんどは収縮と上気

PMSで起こる症状の多くは血管や筋肉の収縮から起こっていることがわかります。


潔癖やイライラは精神の引き締め(収縮)、気が上がる(神経が高ぶる)ことによって起こり、

様々な痛みは筋肉や血管の収縮から起こります。


また甘味には収縮を緩める働きがあるので、生理前などになると欲しくなることが多いようです。


血虚により心臓に負担がかかる

血虚になると肝臓の他に心臓にも負担がかかります。血が減少すると少ない血液を全身に早く循環させるために心臓はかなり頑張ることになります。その結果心拍数が増え、自律神経などが不安定になり不安感、倦怠感などが起こり湯すくなります。


また血を増やそうとするために食欲が異常に亢進することもあります。


いずれにせよ平素から血を増やすように養生する必要があります。


治療について

治療は肝臓胆嚢の気の流れを整える、血を増やす、組織の収縮を緩めるなどを目的に必要な経絡やツボを選択して治療します。


またサイマティクスセラピーでは「経絡ー肝臓」「経絡ー胆嚢」「経絡ー脾」「経絡ー腎臓」「経絡滞り」「貧血」「血液循環」などの周波数、子宮の状態を整える周波数、ホルモンを整える周波数、第二チャクラを整える周波数、必要なメンタルケアやバッチフラワーレメディの周波数などを共鳴させることで内からベストな状態に導きます。

必要な養生

肝臓胆嚢の気を整える、血を増やすために必要な養生です。是非日常に取り入れてください。


◆なるべく早く寝ること

夜23時から夜半3時までが肝臓胆嚢が養われる時間とされています。なるべくこの時間帯には睡眠をとるようにしてください。


◆睡眠をしっかり取る

血液は睡眠中に造られます。貧血傾向のある方はしっかり睡眠をとるようにしましょう。


◆炭水化物をなるべく抜かない

炭水化物の中でも特に白米は組織を緩める働きが強く、また気の流れを安定させる働きがあります。炭水化物抜きをされる方がありますが、白米をゼロにすると組織が収縮しやすくなり、神経も過敏になり安くなりますので白米はなるべくしっかり摂取してください。


◆足湯などで気を下ろす、リラックスする

足湯は気を下ろし、副交感神経を優位にすることで組織を緩め、血液の循環を高めます。出来れば毎日行うようにしてください。

◆鉄分を摂取する

鉄分の多い食品を摂ることはもちろんですが、調理に鉄器を使う、調理用の鉄製品を使用する(鉄玉子などの商品が販売されています)など工夫してみてください。

また血液検査で貧血のデータが出るほどの血虚の場合は鉄分のサプリなどを摂る必要がある場合もあります。その場合には出来るだけ他の栄養素などが配合されていないものを選ばれると良いでしょう(貧血の方は気が上がりやすいので栄養素が多いと神経が昂りやすくなります)。