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元美浦トラックマンの競馬血統ブログ

ノルマンディーOC 1歳馬考察 Miss Lunaの2016

2017.12.28 12:02

Miss Lunaの2016 募集価格2200万円

山内厩舎 (米)Springland Farm生産

父Graydar 母父Henny Hughes

父Graydarは6戦5勝でドンH(GⅠ)の勝ち馬。種付料が12,500ドル は悪くない印象で、Unbridled's Songの後継種牡馬の1頭と考えてよい。Miss Lunaは米4勝で、祖母In Her GloryはエイコーンS(GⅠ)3着、ガゼルH(GⅠ)3着の実績。近親に は今年の米クラシック最有力候補だったクラシックエンパイアを輩出している。


本馬の配合はUnbridled's Songの良さを引き出す配合で、Deputy Minister×Storm Cat× Hold Your Peaceの形から、War Relic≒Good Example≒Eight Thirtyのクロスを持っているのは好感。母父ではあるがヘニーヒューズ産駒はDeputy Ministerとニックス配合でこのクロスを持っている馬が2歳戦で好成績を挙げている。

昨年から今年にかけて米国最強馬だったアロゲートはまさにこの配合の神髄とも言える。

◆アロゲートの血統構成

【総評】

Graydarの産駒情報がなく未知な部分が多いが、配合からは非常に魅力的な1頭。パワー型の血統構成なので牡馬の方が成績が良いのは否めないが、キッチリ結果を残すことはできそうで募集価格2200万円であれば気にすることはないだろう。

むしろ、米国血統で総じて早熟傾向でノルマンディーの育成方針に合うかが疑問なこと、外車の牝馬で出走できるレースが限られていることの方が不安だ。

外国産馬を持ってみたいけど血統が分からないから敬遠している方、母親優先を狙っている方にはオススメな1頭。

(イスラボニータつけたら面白そう。牧雄さんイスラボニータに期待してるみたいだし)


堅実性  ★★★★☆

大物感  ★★★☆☆

お買い得 ★★★☆☆