借地での資金繰り論
2017年2月中旬、確定申告開始日より前に伊那市税務署で申請書類の確認をして貰いました。去年よりも収入額を増やす事が作戦の一つです。しおん米が売れた分、数十万円の個人農業所得を計上しました。減税ならば厳しくチェックされるでしょうが、増税作業ですので税務署の職員も簡単に手続きを進めてくれました。ガラ空きの税務署で、所得税引き落としの口座を指定し、期日前に確定申告完了です。
もう一つ融資に有利な条件が加わりました。このブログは包み隠さず披瀝することが魅力?!なので、恥ずかしいことも出来るだけ書きます。
資金繰りに苦戦していることを両親に相談しました。具体的には、借地に家を建てても、土地が担保に入らず、融資額が60%に減ってしまう事です。2000万が限度額だとすると借地の場合、1200万の融資しか受けられない。「死んでも相続金はないわよ。父母、どっちか動けなくなったら頼むわよ!」を条件に愛情ある生前贈与をしていただける贅沢なお話しを頂けました。もちろん税金がかからない範囲です。
準備、書類は揃ったので、銀行通いリーグ戦の始まりです。アルシン、楽天に破れた事は前にも書きました。会社のメインバンクである長銀、村役場から勧められた労金とダブルヘッダーで挑みました。
会社の上司が長銀に口添えをしてくれましたので、対応はとても温かく、私と同じ歳の課長さんは手早く必要事項をおさえてくれました。仮審査の申し込みをしてから一週間かからずに電話がありました。電話先の声は最初から晴れずに結果もバツ。労金も同様でした。4戦4敗。
借地だという条件が困難にさせているみたいです。改めて地主さんに時間を作って貰い、食事をしながら相談させて貰う場を持つことにしました。カクカクしかじかこの様な理由で、「土地を売って頂けませんか?」と言ってみると、地主さんは私よりも困った表情になってしまいました。代々受け継がれてきた土地とその考えは変えることは出来ないとの事でした。そうです。貸して頂けるだけで感謝なんです。他にも融資を受けられるか当たってみます。と返事をしてまだ審査されていない金融機関に行くのみです。
八十二銀行。その名は学生時代から何故か気になっていた銀行名です。口座は中川村に来た四年前に開いていましたが、殆ど使っていませんでした。まずは両親からの生前贈与をこの口座に振り込んで貰い、自己資金がある事をアピールです。