地図を眺めながら

朝、外に出ると若葉の爽やかな匂いが充満していた。

燕が低く飛んでいる。

新たに加わった本。

時刻表復刻版1988年3月号。

青函トンネルと瀬戸大橋が繋がったのだそう。

もう社会人として仕事をしていたけど、

その時の記憶はない。

バブルに向かってがむしゃらに働いていた。

列車で旅をすることを考えたこともない時だった。

北海道の路線図を見るとまだ線がたくさんある。

乗ってみたかった。

僕は口で言うほど列車に乗ったことはなく、

鉄道の本を読むのが好きな読み鉄だな。

時刻表で列車を追わずとも、

こうして路線図を眺めているだけでも楽しい。

店の本棚に入れておきます。

掛け替えのない一日でありますように。

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