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劇団木霊

祈りの箱/『職業的天使の祈り』

2022.05.24 15:23

みねかわです。あるいはぬけがらです。

劇団木霊の69期であり、本公演『職業的天使の祈り』の主宰・脚本・演出をしており、村上春樹と星野源が好きです。

普段は小説を読んだり書いたりしています。今回は企画を立て、脚本を書き、演出をしました。



演出はどこか読解に似ています。


 

【読解】

ある特定のテクストに対し、

そのテクスト内で矛盾がないよう、

自由奔放に解釈すること。


 

言葉は、ページから出られません。

(蝶の標本のように)

ヒトは、身体の外へ出られません

(窮屈なものですね)


我々の身体は窮屈なので、(あるいは広くても同じかもしれませんが)たくさんの相反する物事が渋々共存しています。そして、時折その相反する共存体はぶつかり合い、それが葛藤となります。


これは体内で起こることばかりではありません。ヒト同士でも起こります。私はぶつかり血を流す。葛藤し、涙を流す。痛みに向き合い、息絶える。

 

▶息絶える!

▶そして!

 

いつか蘇るための、演劇。

それが私の目指すところの演劇です。

(ははん、格好いいこと言っちゃって)

 

『職業的天使の祈り』の音照通しをみた同期がふと、「これはみねかわの祈りだね」と言いました。でも多分、私の祈りだけではありません。

役者が、演出補佐が、音響照明が、劇団員が、寄ってたかって脚本と自分を解体しました。

解体したものを“葛藤”と“痛み”と“祈り”に選り分けました。

はじめ、葛藤の箱と、痛みの箱は、すぐに満杯になりました。祈りは底が見えるほどでした。

諦めかけた時、徐々に祈りが光と振動をまとって重さを増していきました。

それでも、祈りの箱はまだ底が見えたままです。なんせ祈りは透明ですから。

ぜひ、祈りの箱の底を覗きに来てください。

劇団木霊2022年本公演

『職業的天使の祈り』

作・演出 | 峯川遼子

日時 | 5月26日(木)~29日(日)

5月26日 17:00-

5月27日 17:00-

5月28日 12:00-/17:00-

5月29日 12:00-/17:00-

予約 |

(峯川遼子扱い)

※新型コロナウィルス感染症対策として、ご予約時に緊急連絡先のご入力をお願いします。

※上記の理由からご予約はおひとり様ずつ受け付けています。

料金 |

無料(フリーカンパ制)

公演形態 |

有観客公演@早稲田大学大隈講堂裏劇団木霊アトリエ

記録映像公開 |

5月30日(月)~6月30日(木)

※記録映像の視聴へのご予約は不要です。

※公開される映像は記録用となります。そのため劇場と見え方が大きく異なる場合がございます。

ぜひ有観客公演にご予約ください。

役者 |

大石水月 きよすけ 橘美海 富樫萌々香 春名高歩 幸

スタッフ |

演出補佐 | 鏡原すず 北川はる [劇団森]  髙橋幸寛 藤枝拓磨 ホシダマサオミ

舞台監督 | 立山亜佑

舞台監督補佐 | スミタシオン 藤枝拓磨 

舞台美術 | 薄田千夏

舞台美術補佐 | 臣

音響 | 近藤侑羽 

音響補佐 | 公©

音響操作 | 近藤侑羽

照明 | 麗乃

照明補佐 | 中村仁 [しらすの夕立ち] 臣

照明吊り込み | こう良 由利綾

照明操作 | 木下みのり

配信 | 峯川遼子

衣装 | 星りこ

衣装補佐 | コウシロウオヤマ [劇団森] 

制作 | 樹田ひなた

制作補佐 | 園部綾香 にいづま久実

宣伝美術 | 園部綾香

宣伝美術補佐 | 大石水月 亀川ふみか

Web | 鏡原すず

Web 補佐 | 園部綾香

撮影 | 笠羽流雨 [倒藝家] 髙橋幸寛