ＢＮＲ34 ニュルスペックM エンジンオーバーホール！

常連さんのご紹介で車検整備でお預かりした、稀少なGTRニュルスペックＭ‼️

初代オーナーさんからの整備記録やチューニング記録をファイル管理されてました。流石GTRですね。悪い所あったら見といて下さいって感じでお預かりしました。早速試乗させて頂き、第一印象はGTRらしさが無いな〜と思いました。

自分の感覚が麻痺してるのか？と思うくらいパンチも無く…   そこでGTR乗りの常連さんにも乗ってもらい確認して貰いましたが、やはり同じ意見でした。

お客様と相談の上エンジンを下ろす事になりました。

バルブガイドのガタも有りガイド打ち替えとシートカットも行ないました。

燃焼室の容積測定と調整

バルブステムも２４本．上中下三箇所を測定し限度値ギリギリやチョイ超えの物も有りストックしてある物と交換になりました。

バルブガイドはリン青銅です。

室温２０度前後の中でブロック・クランク・コンロッドをクリアラス調整の為、測定をしていきます。クリアラスは、仕様や部品によって変わっていきます。  フィーリングも変化しますよ！

シリンダーも磨耗がある為、鍛造オーバーサイズピストンに仕様変更です！ ダミーヘッド付きボーリング！

コンロッドメタルは、東名パワード製！色が独特ですね。純正と同じ様に細かくグレード設定が有るのがお気に入りです。

クランクも曲り修正・バランス調整後に軽く磨きました。

Ｎ１オイルポンプ ギヤも耐久性向上と摺動抵抗 低減効果に効くＷＰＣ処理しました！

クランクメタルは定番のニスモ製！！

ピストンもハイパーモリショットで摺動抵抗を極限まで減らします。

エキマニは純正ベースのニスモ仕様

洗浄しバッフルプレートを追加したオイルパン取り付け！

タービンもベアリングにガタが出ていたので、２個ともオーバーホールしました。

インジェクターもレベリング済みの容量の大きい物に変更！

フロントドライブシャフトも同時にオーバーホールしました。

何時ものカラーに塗装して完成です。

今回は、ＥＣＵをLinkというニュージーランド製フルコンを使用しました。 ターボ車、初挑戦で苦労しました。(^_^;)

慣らし・セッティングも無事に終わりGTRらしさ!!    が戻りました！

今回は時間が掛かってしまい申し訳ありませんでした。トータルで触らして頂きありがとう御座いました。

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