遊べば横綱の品格がワカッタカと思い礼を失しながらプレイするに至る4
日馬富士の暴行事件以降、奇妙なやり取りが繰り広げられている相撲界。
暴行事件の現場にいながら、事件が明るみに出るまでだんまりを決め込んでいた現役横綱に品格なんてモノが存在するなんてことは全く感じなくなるわけですが、そもそも横綱の品格とはどんな感じなのでしょうか。
我々は普通に暮らしている限り、横綱になるチャンスなんてありませんけど、ゲームならば横綱になる道のりを味わうことができます。
今回も『若貴大相撲 夢の兄弟対決』に挑戦していきましょう。
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リアルな貴ノ花の成績を見ると、平成3年の時点で小結を経験し、平成4年の初場所で優勝していたりするのですが、現在のゲームのプレイ状況はいかがなモノなのでしょうか?
現在の番付は、「西 前頭 十三枚目」。
リアルな大相撲だったらここで優勝すれば小結になれそうなモノですが、このゲームの中では前頭九枚目まで上がれれば御の字という感じ。
というか、実際、場所が始まるときにこんな表示が出るので、ほぼ絶望的な感じなんですよ。
それでも頑張れば優勝できるかもしれない、と思って戦うモノの、やはりボクの操作する「貴ノ花」のスペックがあまりよくないため、なかなか順調に勝てません。
このゲームでは、勝敗によって番付が変動していきますが、力士の強さについては、場所が終わった後のカードめくりの結果だけで判断されているようなのですが。
で、ボクのカードめくりの成績がすこぶる悪い。
カードめくりでは、「勝」や「金」が出ると闘力が増え、「負」は特に何も加算されず、「終」が出るとカードめくりが終わってしまいます。
これまでのプレイの中で、この「終」が出るのが極端に早いため、貴ノ花が全然育っていないんですよ。
これはつらい。
本当につらい。
ボタン連打とかでトレーニングをさせてくれるのであれば、死ぬほど連打をして、腕が壊れても土俵に立ち続ける気合はあるのですが、すべてが運だとどうにもなりません。
まぁ、言い訳をしてもしょうがないのですが、その結果がこんな感じになるわけで。
平成4年初場所 「西 前頭 十三枚目」 8勝7敗
「東 前頭 十三枚目」に昇格。
平成4年春場所 「東 前頭 十三枚目」 8勝7敗
「西 前頭 十二枚目」に昇格。
平成4年夏場所 「西 前頭 十二枚目」 9勝6敗
「西 前頭 十一枚目」に昇格。
平成4年名古屋場所 「西 前頭 十一枚目」 5勝10敗
「東 前頭 十二枚目」に降格。
平成4年秋場所 「東 前頭 十二枚目」 7勝8敗
「東 前頭 十二枚目」のまま。
平成4年九州場所 「東 前頭 十二枚目」 8勝7敗
「東 前頭 十一枚目」に昇格。
あぁ、リアルな貴ノ花との比較も大事ですが、このゲームではやたらと最年少記録との比較をされるので、モチベーションが(以下略)。
平成5年になると、いよいよリアルな貴ノ花は秋場所で大関に昇進するため、ゲーム内でもテキストでかなり煽られるわけですが、リアルよりも昇進が遅いシステムなのですから、仕方がないじゃないですか。
そろそろリアルな初場所の時期が近付いてきたので、駆け足で報告を続けていきます。
平成5年初場所 「東 前頭 十一枚目」 8勝7敗
「西 前頭 十枚目」に昇格。
平成5年春場所 「西 前頭 十枚目」 7勝8敗
「東 前頭 十枚目」に昇格。
平成5年夏場所 「東 前頭 十枚目」 9勝6敗
「東 前頭 九枚目」に昇格。
平成5年名古屋場所 「東 前頭 九枚目」 6勝9敗
「東 前頭 九枚目」のまま。
平成5年秋場所 「東 前頭 九枚目」 9勝6敗
「東 前頭 八枚目」のまま。
平成5年九州場所 「東 前頭 八枚目」 4勝11敗
「東 前頭 九枚目」に昇格。
この年は、ゲームの中では中日の取り組みの前にやたらと最年少横綱の話が出てくるのですが、最年少じゃなくてもこれは相当に厳しいです。
大関になるためには、過去3場所の合計勝ち星が33勝以上必要で、横綱になるためには、大関になってから2場所の成績が優勝か準優勝の場合、という特殊条件があるんですよ。
リアルな相撲でも同じような条件になると思いますが、上記の条件は、取扱説明書に書いてある内容の要約だから、設定を間違えてない限り、その通りの条件を満たさないといけないはず。
そこに、現状の番付から関脇になるためには……いや、大横綱は諦めましょう。
できるだけ上に行けるように……次回も頑張っていきましょう。
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そういえば、以前発売された本でも今作の紹介部分を担当したような気がします。
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