T様 Fender Japan ST62ネック フレット交換
宮城県仙台市のギターリペア・メンテナンス&中古ギター買取販売【FOOLS GOLD フールズゴールド】です。
本年も今日を含め残り3日となりましたね〜。
昨日で仕事納めとなった方も多いのではないでしょうか?
当店はギリギリまでリペア作業に励ませていただいております(⌒-⌒; )
☆☆☆☆
以前にもご依頼をいただいたお客様から、リピートでフレット交換のご依頼でした。
フェンダージャパンのストラトキャスター。
前回同様、ネックだけを送ってもらって作業となりました。
実際にボディと組んだ時に、それまで見えなかった不具合がでることもあるのであまりオススメはしていないのですが、そこは御了承いただいての作業です。
フレットを抜く前にレモンオイルで指板を保湿します。
割れを防ぐためです。
ちょっと写真を撮り忘れましたが、半田ごてでフレットを温めながら抜いていきます。
フレットを抜きやすくするのと指板割れを防ぐことが目的です。
次にフレット溝の脇に接着剤を薄く塗布して指板を削っていきます。
指板割れを防ぐことと、溝の強度を高めることが目的です。
紙やすりの番手を変えながら指板調整をおこないました。
指板アールが少し崩れている箇所があったためちょこっと多めに削ることに。
新しいフレットもそれぞれの幅に合わせてカットし準備。
新しく打ったフレットの余剰部分をカットします。
フレットサイドを鉄鋼ヤスリで粗方削って整えておきます。
擦り合わせに入る前にフレットトップにマーカーで印をつけておきます。
擦り合わせをする時に、どこが高いかどこが低いかといったことを確認する役目があります。
全体の高さにばらつきがなくなったら擦り合わせは完了です。
再びマーカーで印をつけたフレットを専用工具などを使って丸めていきます。
擦り合わせたフレットは角張った状態になっているので、その角を取る必要があります。
ただし、フレット頂点は削ってはいけません!!
写真のように髪の毛一本分くらいを残すように丸めていきます。
そして、ここでフレットサイドも仕上げていきます。
角を滑らかにとっていき、球状になるイメージで加工します。
紙やすりの番手を変えながらさらに丁寧に丸め、傷も一緒に取っていき、コンパウンドで磨いたらフレット交換終了となります( ^ω^ )
指板もレモンオイルで磨くことで、保湿すると同時に削りカスなどを拭き取ることができます。
指板、フレット共にすっかり綺麗に生まれ変わりました。
ネックの状態も良さそうです(^ ^)
以上、フレット交換でした。
定期的なメンテナンスからフレット交換などのリペアまで、多種多様受け付けております。
ご相談、お見積もりは無料です。
お問い合わせはお気軽に➡︎➡︎ foolsgold_gt@yahoo.co.jp