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目黒文化スクール

2017年SENSふりかえり<春>

2017.12.29 07:57

目黒こども文化スクールSENS本年のレッスン、こどもたちの笑顔とともに無事終了することができました。

手探りの中で始めたスクール運営でしたが、多くの方々に支えられ励まされて、一歩一歩進んでまいりました。本当に本当に、ありがとうございました!!

そこで、2017年の一年間の活動模様をダイジェストにて振り返りたいと思います。

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ぐんぐんと成長するこどもたちの姿に「あっぱれ!」の言葉を贈るとともに、SENSの標語でもある〈どんな挑戦も、誰かとやれば遠くへ行ける〉の想いを込めて。

校長 目黒 公久

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【春】

こども文化スクールSENS開講

4月 新宿御苑にて

「桜のピクニック茶会」を開催

桜の花の下で、海外の人たちにも写真を撮られながら、最初は恥ずかしそうに見ていた子どもたちも、一人が茶筅を握れば、僕も私も!!と次々に、思い思いに抹茶を入れて、シャカシャカ♪ただし、お抹茶はこぼす、お湯はたれる、お茶碗の持ち方もそそっかしい・・・(笑)


それでも、失敗したらダメ!ではなく、「さあ、次はどうしたら良いか考えよう!」がSENSの方針だから、すぐに正解を教えることなく、じーっと待つ。子どもは、自分が失敗したことはちゃんとわかっているから、途端に恥ずかしそうになる。横にいるママから先に注意されてしまうこともあるけれど、そんな時は、「まずは思いっきりやってみていいよ」と、エネルギーをMAXまで噴射させてあげる。


そうすると、その子の持っているエネルギー量みたいなものが見えてくる。

ここからは、こちらのちょっとしたお仕事で、そのエネルギーを微調整するようにコツを伝える。力の足りない子、強すぎる子、あきらめの早い子、いつまでもやりたがる子、、(笑)

十人十色なんだけれど、でもちゃんと、魔法のように不思議と、こちらの伝え方次第で、その日の十人十色のグラデーションは、落ち着いてくる。

子どもは「子」というくらいで、十二支の始まり。「子(ねずみ)」から、図体も動くスピードもまったく違う「丑(ウシ)」に変化していくために、エネルギーの出し方みたいなものを動きながら会得していくんだろうなあと思う。

だからこそ、たくさん動かなきゃ!! 


考える前に、机に向かう前に、どれだけ様々な体験をできるかが、こどもの持つエネルギーの働きを、その子自身が調整できるようになるということに繋がっているように思う。


例えば、体操教室やスイミング、サッカー教室に行っているようなこども達は、逆に動きの少ない茶道や書道をやってみた方が、エネルギーを自分自身で微調整しやすくなるような気がしている。「文化体験でバランス感覚を養う」、これは大人にとっても、同じように言えるのかもしれない。

そして、自分で工夫してバランスがとれた時、上手く出来た時には、「よし!その調子!」と思い切り褒める!この、こどもたちの笑顔がより一層輝く瞬間に出逢えることが、実は大人の私たちにとってのエネルギー源にも。


夏につづく。